ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

夢見る人 

 

ロイ・オービソンの「オー・プリティ・ウーマン」が全米、そして全英のチャートで1位に輝いていた頃、アメリカという国も夢を持ち、活気に満ちていたのかなぁ・・・などと想像する。1960年代のアメリカを、それもグレイハウンドのバスで周遊してみたいなどと思う。

彼の音楽は、古き良きロックというか、ロカビリーというか、オールディーズというか、そのような雰囲気だ。ニール・セダカのような?ニール・セダカもそうだが、70年代になると、いわゆる受ける音楽というものが様変わりして、かつてのスターたちの多くが低迷してしまった。ニール・セダカもそうだが、ロイ・オービソンも苦難を経て、また復活したのだろう。

「オー・プリティ・ウーマン」の歌唱でも感じたのだが、この人の魅力はファルセット風というのか、透明感のある声にあるのではないかと思う。古き良きアメリカそのもの・・・といった印象さえ持つが、ロイ・オービソンは幸せそのものという人だったのだろうか?蓋をしていた感情、そのようなものは持っていなかったのだろうか?

ロイ・オービソンがスティーブン・フォスターの歌曲を歌っている。「オー・プリティ・ウーマン」の印象からは、なかなか結びつかないが、とても素晴らしい。

「オー・プリティ・ウーマン」は妻であるクローデットにインスパイアされた曲だと書いたが、この曲がヒットした数年後、クローデットは事故死している。さらに、その後、ロイ・オービソンは最愛の息子二人を火事による焼死で失っている。ロイ自身は心筋梗塞で50代の若さで亡くなっている。

フォスター自身も不遇の人生だった印象を与える。妻のジェーンとは別居。完全に離縁状態だったとされている。アルコール依存になったフォスターは、酒代のために曲を書き、その日暮らしをしていたらしい。そんなフォスターが死の数日前に書いた曲、最後の曲が「夢見る人」なのだそうだ。妻の面影を歌った曲なのだとされている。

ロイ・オービソンの歌唱は、人には見せなかった感情を表出しているようにも聴こえてくる。

「夢見る人」

美しき夢見る人 私の歌を聴いて欲しい
私の女王、あなたへの歌を聴いて欲しい
悲しみの愛は消え去る・・・
美しき夢見る人 私のために目覚めてほしい

kaz




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category: The Singers

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