ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

難易度 初級上 

 

3曲目に演奏するのが、ドヴォルザークの「ユーモレスク」、最も有名な7番、というか、ユーモレスクと言えば7番なのではないだろうか?この曲はカスキの「夜の海辺にて」以上に発表会で演奏される機会が多いのでは?動画でも子どもの演奏が多い。5歳ですとか7歳ですとか・・・

ガーシュウィンが子どもの頃、初めて接したクラシック作品が、このユーモレスクであったらしい。そして音楽家の道を目指したと。僕自身の記憶を辿ると、いつ聴いたのか定かではない。レコードなどで「これがユーモレスクです」ときちんと(?)鑑賞した記憶もないし、ピアノ教室の発表会などで聴いた記憶もない。でも知っている。昔、歌謡曲全盛期の頃のヒット曲みたい。なぜか知っている・・・みたいな?

この曲の難易度ってどうなっているのだろう?調号が多い。フラット6つ。調号が多いと譜読みが困難と一般的にはされていると思うけれど、譜読みの時って一つ一つ音を読んでいくものだろうか?一つのかたまりというか、グループ読み(?)みたいに読むのではないだろうか?そうするとGフラットの調って意外と弾きやすいように思う。簡単にアレンジされたト長調のものよりも、黒鍵が多い分弾きやすいかもしれない。

難易度、全音ピアノピースのサイトで調べてみた。「B」ということだ。つまり「初級上」という難易度らしい。中級ではないんだ。

初級上だけれど、この曲は子ども御用達の曲でもないだろうと思う。成熟した(しすぎた?)大人のユーモレスクがあってもいい。「中間部、哀しげな旋律になるわね、最初の部分は中間部との違いをはっきりさせるために、リズムも弾んだ感じで明るく弾きましょう、付点のリズムをもっと意識して。ラッタタッタ ラッタタッタ・・・」

動画でも、そのような演奏が圧倒的に多い。最初の部分、むろん悲劇的でもないし、重厚でもないが、明るくもないのでは?どこか胸がキュンとするような、郷愁を感じさせるような、一抹の寂しささえ感じさせるような?暗いですか、明るいですか・・・では分類できないような微妙な感じ?大人のピアノではこの微妙な部分を表出したい感じだ。もっとも、プロの演奏家でも、この微妙なニュアンスの再現に成功している人は非常に少ない。オリジナルのピアノ版ではイグナツ・フリードマンの古い録音、ヴァイオリン編曲版ではクライスラーの演奏と、美音で聴かせるエルマンの演奏に個人的には惹かれる。

多くの人、子どもも大人も、プロもアマチュアも「ラッタタッタ」と何故か明るい。そのような曲・・・ということなのだろうか?

この演奏は全音ピースのサイトにあったもの。つまり全音楽譜出版社が自信を持って提供する模範演奏なのだろう。きちんと弾けているし、これはこれでありなのだと思うが、このように弾かなければならないというものでもないだろう。

もっと違うもの、もっと微妙なニュアンス、この部分に踏み込んでいくのも大人ピアノの醍醐味かもしれない。

kaz




にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: ピアチェーレ

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top