ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

日本も大人文化へ・・・ 

 

某所で読んだのだが、浅田真央選手は引退した方がいいと考えている日本の60代男性は68%にもなるそうだ。「もう充分頑張ったのだから」「競技会で若い選手に追い抜かれるよりも、アイスショーで伸び伸び演技して欲しい」等々・・・

年齢差別ということになるのだろうが、僕は根底にある日本独特の「○○であるべき」というものを感じてしまう。女性はこうあるべき、50歳はこうあるべき・・・みたいな?直接誰かから言われなくても、そのような空気が充満していて、息苦しくなる。

日本って、基本的に若者文化、子ども文化なのではないだろうか?成熟した美とか、文化よりも、キャピキャピ感を重視?

フィギュアスケートなんてスポーツなのだろうから、肉体的にも若い選手が有利だろう。子どものような身体でピョンピョンとジャンプを跳べるうちが華?でも天才少女には出せないものだってあるのではなかろうか?浅田真央選手は、そのような意味で、日本女性が過去に成し遂げなかったことに挑戦しようとしているのでは?フィギュア女子は10代が華・・・それだけではないのだと。何故に20代後半という年齢しか表現できないもの追っている選手に対して、ファンとして観客として一緒に応援しないのだろう?

むろん、浅田真央選手自身は、オリンピックを目指し、表彰台・・・と思って頑張っているのだろう。その姿を実際に見たいというよりは、こうあるべきという固い概念を打ち破ろうとする姿、それは御本人は意識外のことなのだとは思うが、その姿に勇気づけられる人だっているだろうし、実際に彼女の演技は15歳では実現不可能な何かを、今の段階で表現している。そこが素晴らしいのに・・・

こうあるべき、高齢者は縁側で大人しくほうじ茶でも啜っていればいいのだ・・みたいな?70歳の女性が「まぁ、あの青年素敵ね。私のタイプだわ」と言ったら、それは「はしたない」とされる?

介護の現場は慢性的な人手不足とされている。何故どんどん辞めてしまうのか?安い?きつい?きたない?そうだろうか?若者にとって難しいのは、高齢者に対して尊敬の念を抱くことは非常に難しいのだ。こうあるべき・・・と育てられたら、そう、難しいのかもしれない。認知症、自分の内面のどこかを崩壊させながらも、それでも未来に向かって生きているのだよ?僕にはできない。だから尊敬できるのだ。60歳男性の68%、「引退すべき」と考える人たちは、加齢は落ちていくもの、加齢するということはこういうもの、加齢に伴い人間はこうあるべきという頑ななものがあるのかもしれない。縁側でほうじ茶という人生を選ばない人だっているんだよ。「ときめき」とか「萌える」ということを死ぬまで持っている人だっているんだよ。

「アンコール」というバーブラ・ストライサンドの新しいアルバム、全曲がブロードウェイの名曲。といっても、バーブラらしい地味な(?)選曲だ。ハリウッドスターとデュエットしているというのが今回のアルバムの最大の特色だろうと思う。俳優としてしか知らなかった人たち、たとえばアレック・ボールドウィンとかヒュー・ジャックマンとか、歌が上手いのに驚く。

このアルバムは若者、子ども文化ではない。成熟した大人の文化だと思う。縁側でほうじ茶という固定観念を抱いている人たちに是非聴いて頂きたいアルバムでもある。

バーブラ・ストライサンド・・・74歳
アントニオ・バンデラス・・・56歳

アントニオ・バンデラスは、やっと大人の世界に入り込んだ新米者なのだ。大人の世界は艶っぽいのだ。

kaz




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category: Barbra Streisand

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