ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

何もない形が神すぎる 

 

昔、1980年代だったか、アメリカにロバート・ワーゲンホッファーという選手がいた。この人は、現役での輝かしい戦績を武器にプロでも活躍・・・というよりは、プロになってから人気が出た、珍しいタイプの選手だった。

現役時代も立派な成績ではあった。世界選手権に国の代表として出場しているわけだから。たしか、ワールドでは10位と6位になっていたと記憶している。彼の場合は、アマチュア時代の栄光ではなく、観客のニーズが高まり、アイスショーの常連になったという感じなのだ。つまり人を惹きつけてしまうスケーターだったように思う。

「何もない形が神すぎる!」

ジャンプで魅せる演技ではない。せいぜい2回転しか跳んでいないのだから。スピンも、それほど高速超絶スピンというわけでもない。ただし、姿勢が素晴らしい。スピンの姿勢から、立位(?)になる瞬間とか、次のエレメンツまでの、いわゆる「つなぎ」の部分、それも手先とか腕の使い方とか、何でもないところが実にセクシーなのだ。

すべてが溶け込んでいる・・・という感じ?

もし、彼がコーチや振付師になっていたら・・・などと想像する。でも彼はエイズで39歳という若さで突然亡くなってしまった。

ジャンプのないプログラムで魅せられる人って意外と少ないかもしれない。

kaz




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category: The Skaters

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