ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

知られざる美青年 

 

「ドヴォルザークピアノ曲全集」なるCDを購入したわけではないので、一概に判断はできないのかもしれないが、相当数のドヴォルザークのピアノ曲を聴いてきた印象では、このヴァイオリンのための小曲に勝る旋律はなかったように思う。

「4つのロマンティックな小曲 Op.75」からの一曲。この曲を聴いただけで、「ああ、ドヴォルザークはピアノではなく弦の人だったんだ」などと思う。この曲はヴァイオリニストの重要なレパートリーとして定着しているように思う。

もう、旋律が素晴らしいのよ・・・という感じ?

アドルフ・ブッシュの古い録音での演奏がなんと言っても素晴らしい。ブッシュってお爺ちゃんになってからの「厳しそうな頑固そうな人」みたいな写真しか知らなかったけれど、若かりし頃はかなりの美青年だった。この人はドイツ作品、バッハ、ブラームスなどに定評があり、ソロよりはチェンバーで活躍した印象が強い。ピアニストのルドルフ・ゼルキンの義父でもある。

ゼルキンがユダヤ人ということでナチスから追放された時、ブッシュも「こんな国にいられるか!!!」と、共にアメリカに渡ったという気骨人でもある。

ブッシュのドヴォルザーク・・・意外なような気もするが、美青年ならでは(?)の麗しい演奏だと思う。

ドヴォルザーク、やはり弦の人だったか・・・

kaz




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コメント

 

は~ (ため息)

残念ながら、過去に遡らないと美しい音楽には出会えないのかな。

素晴らしい。 

KPf #- | URL | 2016/10/09 13:09 | edit

KPfさま

もうそろそろ研究成果のような、ザハリヒの残骸のような演奏は人々が求めなくなり、ロマンティックな時代に再び憧れを抱くようになるのではないでしょうか?

その時までに生きているか・・・そこが問題ですが。

kaz #- | URL | 2016/10/09 15:52 | edit

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