ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

スオミ 

 

今月、ある場所で演奏する。フィンランドの作曲家の曲、2曲を演奏。選曲には条件があって「グリーグ、または北欧の作品」というもの。ものすごく選択の幅が広いようだが、僕としては北の国よりは南方面に惹かれる傾向がこれまであった。選曲には苦労すると思ったが、意外にもフィンランドの作品に惹かれる自分がいて驚いた。

南米のピアノ曲は、あまり演奏されないが、とても惹かれる。イタリアオペラにも惹かれるし、スペインのピアノ曲やギター曲にも惹かれる。南志向、ラテン志向ではあった。でも意識化していなかっただけで、結構北の作品にも惹かれていたのかもしれない。

アキ・カウリスマキ作品を観ると、そこには突き放したようなフィンランドの風景の美しさを感じる。人間の描写も、ドロドロとした人間同士の葛藤・・・のようなものよりは、個々がその感情を処理し、内面は熱く、ドロドロとしているのかもしれないが、どこか淡々と表面的には感じる・・・みたいな?

人が人と対面し、ドロドロするより先に、まずは自然と対面してしまう厳しさ、美しさがフィンランドにはあるのかもしれない。一年の半分以上は冬なのだという。氷が解け、自然の色、光が溢れる寸前、人々が自然の息吹を予想できるような季節、フィンランドではそのような瞬間のような季節を「蒼の時」とフィンランド語で表現するのだそうだ。この感覚は穏やかな四季を感じることのできる日本人には感覚的につかみにくいところかもしれない。

フィンランドの作曲家のピアノ作品を調べてみると、自然と向きあったような作品、自然現象を表題にした作品が非常に多い。これもフィンランドの自然というものと無関係ではないように思う。

kaz




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