ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

「えっ、リストの歌曲?」 

 

かつてサークル(今所属しているのではない)仲間と話していた時に、リストの話題になった。「リストって興味ないな。やたら難しそうで・・・」まぁ、難しいよね?でもリストには美しい歌曲が沢山ある。この分野ではショパンなど比較にならない感じだ。

「えっ、リストの歌曲?」という反応ならまだ良かったのだが、その人は無関心。「ふーん・・・でも私、オペラって苦手」オペラじゃない・・・歌曲だ!!!と叫びそうになったのだが、案外とピアノ弾き、ピアノ愛好者って歌に無関心な人が多いような?「興味ないしぃ・・・」

リストには実に魅惑的な歌曲が多いので、是非聴いてみて頂きたい感じだ。リストの歌曲で有名な曲、ある意味では「愛の夢」とか「ペトラルカのソネット」なのだと思う。ピアノ版も有名だから。でも歌手たちにとって、歌好きにとって最も有名な歌曲は「夢にきませ」なのではないだろうか?実に美しい曲で、ソプラノによって歌われることが多いように思う。個人的にはエリザベート・シューマンによる古い録音が実に魅力的だと思う。

でも歌詞を考えてみると、女性よりも、むしろ男性が歌った方がしっくりくるような気もする。この歌唱はへドル・ナッシュという古いイギリスの歌手の歌唱。ピアノパートはジェラルド・ムーアで、ピアノも実に素晴らしい。リストの歌曲はピアノパートも本当に美しいのだ。

リストに限らずなのだが、あるピアノ曲を弾くとして、その作曲家の歌曲は是非聴いてみて頂きたい感じだ。できれば歌曲の楽譜を買って、実際に3段譜を両手で「自己満足歌曲の世界をピアノで・・・」という遊びをしてみて欲しい。実に楽しいし、ソルフェージュ能力も養えるし、何よりも「歌のようにピアノでも弾く」といういい練習になると思うのだが・・・

リストはフランス語が堪能だったらしい。なので、ヴィクトル・ユーゴーの詩に実に素敵な音楽をつけているように思う。この詩の世界、音世界は「官能」の世界なのではないだろうか?これもリスト・・・なんだよねぇ。


「夢にきませ」  ヴィクトル・ユーゴー

ああ、僕がまどろむとき
ベッドのそばへ来てくれ
ペトラルカのもとへラウラが訪れたように
そして通りすがりに息を吹きかけていって欲しい
僕の口は不意に開くことだろう

僕のかげりのある額のなかに宿る暗い夢
やっとのことで終わりかけているようだ
額に明るい君の眼差しを星のように注いでくれ
僕の夢は不意に輝きだすだろう

神の純化した愛の稲妻が
僕のくちびるに口づけし
そして天使から生身の女になって欲しい
僕の心は不意に目覚めるだろう





にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: 未分類

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top