ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ピエトロ・チマーラという男 

 

ピエトロ・チマーラという作曲家、ピアノ弾きの間では有名ではないかもしれない。というか、有名ではないでしょう。「誰ですか?」

声楽の人には有名だと思う。素敵な歌曲を残しているから。でもチマーラの作品集として、まとまった形で日本版の楽譜が出版されたのは、たしか1990年代だったと思うので、声楽専攻の学生などにも、割と最近知られるようになった作曲家なのではないだろうか?

名前から分かるように、イタリア人。最初はヴァイオリンからスタートした人みたいだ。でもローマの歌劇場のオケでヴァイオリンを弾くなんて、やはり歌とのつながりを感じてしまう。ピアノと作曲、そして指揮を学ぶのは、わりと遅くなってから?晩学の人ではあるようだ。作曲はレスピーギに師事している。う~ん、どこか歌曲は両者に共通点があるかも?

どこか地味な人生だったようだ。イタリアからアメリカに渡り、メトロポリタン歌劇場の指揮者として活躍した。といっても、副指揮者として、本番では振らなかったことも多かったみたいだ。やはり地味な感じ?ピアニストとして歌手の伴奏もしていたらしい。

指揮の最中、心臓発作で倒れている。命は取りとめたが、その後イタリアに帰っている。その後のイタリア時代についてはあまりよくは分かっていないらしい。地味な感じだな。

彼の歌曲、多作の人ではないが、どの曲からも感じるのが、熱いということ。イタリア人としての熱さ?誇り?「声!命!」「ベルカント!命!」のような、熱きものを感じる。歌手としては「ねっ?歌ってみたいでしょ?」的な魅力に溢れているのではないだろうか?

チマーラはメトで活動していた人だから、メトの看板スター、バリトンのレナード・ウォーレンとは交友があったのではなかろうか?ウォーレンの歌うチマーラ歌曲が実に素晴らしい。

「さぁ、これは声、ベルカントだけが具現化できる世界だ。羽ばたいてくれ」そのようなチマーラの想いを、ウォーレンが実際に演奏として具現化して聴かせてくれる。歌う喜び?歌ってくれる喜び?

レナード・ウォーレンも舞台で倒れた人だ。彼の場合は脳出血だったと記憶している。ウォーレンの場合は、舞台で亡くなってしまった。即死だったらしい。

ちょっと哀しい共通点ではあるけれど、熱き共通点を今でも聴けるというのは嬉しいことだ。

kaz




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