ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ザッピング演奏 

 

テレビのリモコンでチャンネルを次々に変えることをザッピングというのだそうだ。まぁ、落ち着きのない行為ではある。これは僕だけなのかなぁ、ユーチューブの動画を観たり聴いたりする時、ザッピングをしている。他の人はどうなのだろう?どのような演奏動画であれ、アップするというのは勇気の必要なことだし、大変なことではあると思う。どんなに演奏が今ひとつでも礼儀として全部聴いたりするのだろうか?

僕は「うーん、今ひとつ・・・」と感じた途端にやめたり、ザッピングをしてしまう。特にクラシックのピアノの場合がそう。2秒とかで次の動画をクリックしたりする。何回も再生したりする動画も多いけれど。

2秒・・・おそらく2秒で演奏が先まで想像できてしまう・・・ということなのだろう。興味深いことに、2秒と全曲との間にプロとアマチュアの差はない。出来栄えとか達者度みたいなものも関係ないみたいだ。つまり、2秒で次をクリックしてしまう演奏が「下手」とか、最後まで聴いてしまう演奏が「上手」といった単純なことでもないのだ。

これは聴き手としては当たり前の感覚だが、先まで想像できてしまうと、「この先どうなるだろう?」という感覚が途絶えてしまう。言葉は悪いが3分の曲だとすると、「あと2分58秒、我慢するのか・・・」と思う。なのでクリックしてしまう。演奏者としてはこれは厄介であろう。

人前での演奏後、「失敗しちゃったぁ・・・」「まあまあかな?」「あんなに練習したのに・・・」「なんでもないところでミスするってどういうこと?」「悔しい・・・」だけではなく、こう思ってみたらどうだろう、「今の私の演奏、ユーチューブだったらザッピングされなかっただろうか?」と。2秒・・・ではなくても、途中で変えられちゃった?それとも最後まで聴いてくれただろうかと。

むろん、動画とは異なり演奏会場にいる聴き手はザッピングなんかしない。できない。演奏が終わるまで聴いてくれるし、拍手だってしてくれる。それは演奏がよかったから?パソコンの前で聴いているとしたら?

これは演奏というものを反省したりする時に、必要な考えなのかもしれない。

このロシア人男性のギター演奏、ザッピングせずに聴いた。さらにもう一度聴いた。そして画面の前で一人拍手喝采してしまった。演奏の達者度とかで感動したのではないと思う。演奏ももちろんだが、弾いている雰囲気とか表情とか、全体的なパフォーマンスとして「好きだ」と思ったのだ。

この人、ギターが好きなんだねぇ・・・と感じた。こちらまで幸せな気分に・・・

本番前、細かなミス防止を気にして細部整えするのもいいが、鬼の形相でピアノに向かってもいいが、どこかで思ってみよう。「ザッピングされないかしら?」と。

kaz




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