ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

男のバレエ 

 

「大変申し訳ないのですが、当教室では成人男性の入会はお断りしています」ピアノ教室の話ではない。バレエ教室の話。東京のバレエ教室で信じられないような事件があった。41歳の元男性生徒が女性の指を切断したというもの。ちょっと信じられない話ではあるが、報道されているので、そうなのだろう。退会にあたって、揉めたとか?

ピアノ教室でも成人男性の入会お断りという教室はある。理由は理解できる。ピアノのレッスンなんて密室で行われるし、性的な嫌がらせなんて、線引きが難しいところもあったりする。卑猥な手つきでタッチしてきた・・・ということなら被害を立証できるかもしれないが、なんだか粘着質な視線を感じた・・・ということだけで「あなた気持ち悪いので辞めてください」となると、その後揉めることだってあるだろうと思う。

個人的には、性的な被害を蒙るのは圧倒的に女性であるケースが多いと思うので、成人男性お断り・・・ということ自体は仕方がないのかな・・・とも思う。何かあってからでは遅いので。

バレエ教室の場合、身体に触れたりとか(ピアノも?)身体のラインを出したりするレオタードなどを着用していることが多いと思うので、ピアノ教室よりも、さらに性的被害については神経質にもなるだろうと思う。実際に成人男性お断りという教室も多いらしく、真面目にバレエに取り組みたい男性生徒、つまり大人の男のバレエに憧れる人は、門残払い、教室難民という現象もあるらしい。

今回、被害にあった教室は、ネットで「男性 大人 初心者」で検索すると、まずは最初にヒットする教室なのではないかと思う。成人男性、しかも初心者歓迎・・・という教室ではあった。

ここに悩んでいた成人男性バレエ希望者の心の訴えが見える。

「門前払いというケースが非常に多い」
「圧倒的に女性の生徒が多いなかで、中年の、しかも全くの未経験者として混ざるのは心理的抵抗がある」

このような声を救っていた数少ない教室の一つだったのだ。バレエ教室は、ピアノと違って、基本的には個人レッスンではないと思うので、集団の中に初心者が黒一点というのも辛いだろうなと想像する。

「ああ、初心者の男性でも気後れすることなくバレエに打ち込める教室があったら・・・」

今回の事件は、その内容もそうだが、真面目にバレエに取り組んでいる成人男性に対しても非常に辛い事件であるように思う。基本的に、バレエ希望の成人男性は多くの偏見と闘っているのだと想像する。お稽古事という視点で考えると、ピアノよりもバレエの方が「女、子どものやるもの」という偏見は強いと想像できる。

いくつかの記事によると、バレエ教室関係者は、レッスン希望、レッスンを受けている男性生徒の7割にバレエ以外の目的(?)を感じると語っている。真面目に取り組んでいるのは、たった3割?これは信じがたい数字だ。仮に3割という数字が本当だとしても、この人たちはバレエが好きなんだろうし、バレエに憧れをも持っているのではないだろうか?そのあたりはピアノと変わらないのではないかとも思う。

ワイドショー的な終結をしてしまうと、この事件に関してはあまりいいこともないような気がする。便乗門前払い教室が増えてしまうとか?仮に3割だとしても、バレエに惹かれるということは男も女も大人も子どももないものだと思うから。

kaz




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