ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

「とにかく凄い子なんだよ!」 

 

1962年、ニューヨーク、グリニッチ・ヴィレッジにあるクラブ「ボン・ソワール」にちょっと風変わりの歌手がいた。「とにかく変わっているというか個性的なんだ」「とにかく凄い子なんだよ!」風変りな歌手はバーブラというらしい。「変わった名前だな。バーバラじゃないのかい?」「いや、Barbraと綴ってバーブラというんだ」「そんなに凄いのかい?」「いやぁ、聴いたらたまげるさ」

バーブラの評判は、最初は口コミで広がっていった。グリニッチ・ヴィレッジのゲイたちが最初に飛びついた。「いやぁ、凄いんだ」・・・

バーブラ・ストライサンドのデビュー盤は1963年に発売された。収録された曲は、クラブ歌手として「ボン・ソワール」で歌っていた曲ばかりだ。新人にしては渋いというか、変わった曲が多かった。そのデビュー盤に、「クライ・ミー・ア・リヴァ―」も収録されている。妖艶というか、どこかアンニュイな雰囲気を感じさせたジュリー・ロンドンのヒット曲だ。バーブラはジュリーとは全く異なったアプローチで歌った。

最初期の頃のバーブラの歌唱については、演劇的、風変り・・・などと形容されることが多い。たしかに歌唱=演技のようなところはある。ドラマ的というのかな?「Freakish」な魅力というのだろうか?

当時は「クライ・ミー・ア・リヴァ―」という曲に関しては、やはりジュリー・ロンドンのイメージが非常に強かった。名曲なので、カバーも当時でさえ多かったが、どの歌手もジュリーを意識してか、どこかアンニュイかつ、ジャジーな歌唱をしていた。でもバーブラは違った。

怨み節的な歌詞を表現しつくしているのは、個人的にはジュリー・ロンドンよりも、このバーブラの歌唱のほうだと思う。

とにかく、こんなふうに歌う歌手は初めてだったのだ。

「クライ・ミー・ア・リヴァ―」

今になって寂しいなんて言うのね
私を想って涙が川になるまで泣くといいわ
私を想って泣くがいい
私もあんたを想って川になるまで泣いたのよ

あんたは私を動揺させて
私は頭がおかしくなりそうだった
でも、あんたは一滴の涙だって流さなかった
覚えてる?私は覚えてる
あんたは私の愛を庶民的すぎて退屈だと言ったのよ?
私との仲は終わったと言ったのよ?

今さら愛してるだなんて・・・

それなら証明してみなさいよ
川になるまで泣いてみなさいよ

私はあんたを想って川になるまで泣いたのよ


kaz




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category: Barbra Streisand

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