ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

「愛される人」 

 

何枚かアーン歌曲のCDを聴いて、「サラサラと歌われる作曲家なのだな・・・」と感じた。サロン風歌曲、フランス物、そして芸術的深遠さというよりは、心地よさと甘美さを感じる・・・このあたりがサラサラ歌唱を生み出している要因なのかもしれない。

「アーンの歌唱法セミナー」とか「フランス歌曲講座」みたいなものは声楽の世界にもあるのだろうと思う。そのようなところで、このロッテ・レーマンの歌うアーン、「愛される人」はどのような評価をされるのだろう?

「アーンらしくない」「フランス歌曲らしくない」みたいなことになるのかな?サラサラ、フンフンと鼻に抜けるような感じだけがアーンなのだろうか?ベートーヴェンのピアノソナタを厳格に、ドイツ的にと当てはめてしまうみたいに?

ロッテ・レーマン、たしかにドイツ歌曲、ドイツオペラの大家というか、大御所というイメージのある往年の名歌手ではある。彼女のプッチーニのアリア、それはそれは素晴らしいものだと思うが、僕のCDでは、なんとドイツ語で歌っている。むろん、「ああ、イタリア語で歌ってくれていたら」とは僕でも思うが、でも歌唱そのものは、なんと偉大なるものだろうと思う。

個人的には、情感溢れる人間的なアーンだなと感じる。フランス的ではないのかもしれないが・・・

ある評論家は、ロッテ・レーマンのフランス歌曲を「珍品」扱いしていた。そうなのかもしれない。鍛えぬいた偉い人の耳にはそう聴こえるのかも・・・

でも素晴らしい・・・

ロッテ・レーマンのアーンを聴きながら、鑑賞者が団結したらどうなるのだろう・・・などと思ったりもした。

kaz




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