ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

電子ピアニスト 5 

 

電子ピアニストの最終回。これは偶然なのだが、動画は全員男性。気づいたのだが、たしかに電子ピアノで動画をアップしている人は、なんとなく女性よりは男性の方が多いような気はする。グランドピアノの演奏による動画となると、ぐんと女性の比率も上がるが。

「男性は転勤があるからでは?」と、この傾向について知人は言ったが、そうなのだろうか?たしかに転勤がある場合、アコースティックのピアノよりは電子ピアノの方が楽だとは思う。でも理由としては違うような気がするなぁ・・・

特にグランドピアノでの動画で思ったのが、クラシックの曲を弾いている人が多いということ。電子ピアノの人の動画は、ジャンルがぐっと幅広くなる。そのためか、楽譜を一生懸命に弾いてみましたという演奏よりは、耳コピだったり、自作の曲を披露し、一生懸命に音にしているというよりは、楽しんで弾いている人が多い印象を持つ。

演奏者と、聴き手との望むものには、まれに(よく?)食い違いのようなものが生じる。聴き手としては、その演奏者がどれくらい弾けるかとか、レベルとか、そんなことは関係なく聴くような気がする。演奏している本人にとっては、非常に気にするようなことも、聴き手は弾いている本人ではないので、ミスがどうたらとか、その日の完成度がどうたらなんて、あまり関係ないものだ。

一体感・・・かな?演奏者の動機、そこには弾いてみたいと思わせた何かしらの魅力が曲に存在したから弾いているわけで、演奏者の感じた「何かしら」みたいなものが聴き手に伝わった時、一体感を感じた時に「素敵だな」と感じる。ミスの頻発度はとうかしら?どのくらいのレベルで弾きこなすのかしら・・・なんて人の演奏を聴くものかしら?

人を外見で判断してはいけないが、この動画の人は、いかにもピアノを弾く人という風貌ではなさそうな?ジムに通うような感じ?でも演奏は繊細だなと思う。楽しさが伝わってくるし、この人が曲を好きなことが伝わってきて、その感じを聴き手と一体化できている。

ウィーンのワルツやオペレッタが大好きな人のようだ。拍子の感覚が絶妙だ。演奏しているのは、パウル・リンケのオペレッタの曲。パウル・リンケ・・・この人はウィーンではなく、ベルリンで活躍した人で「ベルリン・オペレッタの父」と言われていた人だ。

この人はシュトラウス一家のワルツであれ、レハールのオペレッタであれ、非常にその曲たちを愛しているのを感じる。それが伝わる。伝わるためには、何らかのノウハウが必要だけれど、ノウハウを聴きたいわけでもないからね。そのあたりは「弾き手目線」になると難しくなるところではないだろうか?

「このように弾きましょう」・・・レッスンにしろ、楽譜からの情報にしろ、それだけだと「弾いてみました」になりがちなのでは?「そのように弾いてみたいのだったら、こうしてみたら?」だったらいいのかもしれないが。弾く立場としても「こう言われたから」でいいものだろうか?「どうしてそのように弾いたの?」「だってそう言われたから」では寂しい。「どのように弾きたいの?」「さぁ?楽譜に書いてあるように?」もかなり寂しい。

その曲を選曲し、練習し、演奏する・・・動機は?

kaz




にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: 拍手のない名演

tb: --   cm: 4

△top

コメント

 

電子ピアニスト

kazさん、こんにちは(*^_^*)
電子ピアニスト特集、おもしろかったです!わたしもYouTubeにお気に入りの電子ピアニストがいますよ。
この方なんですがkazさんもご覧になったことがあるでしょうか?
http://youtu.be/yrh9b2qYEmk

演奏とともに「あ、お部屋の模様替えしたのね。」なんてところも楽しんでます。

ふわふわ #DL0dExLA | URL | 2016/05/16 18:19 | edit

ふわふわさま

アンディさんですね。知っていました・・・と言うより、何回かこの人の動画はブログで紹介した記憶があります。

でも髭をたくわえた仙人のような現在ではなく、もっとスッキリ(?)とした好青年風の頃の動画ですが。

引っ越したのですかね?ビジネスで成功しているっぽいので、別宅でしょうか?

kaz #- | URL | 2016/05/16 19:24 | edit

アンディさん

kazさん、こんばんは。さすが、というかやっぱり、というかご存じだったのですね。
わたしも、最初にアンディさんの動画を見たのはプーランクのメランコリーを練習していたときなので6.7年前だと思います。サン・サーンスの「のんきなワルツ」はアンディさんの演奏で知って気に入って楽譜を買いました。
そうそう、いつの間にかどんどん髭伸びてますよね!どういう心境の変化か…。
「ビジネスで成功してる風」!わたしは勝手に「アンディさんは美術館のキュレーターとかデザイン関係のお仕事かな?そうじゃなくても、休日は美術館通いが趣味に違いないわ。」と想像してました。
前のお部屋も最近のお部屋も、なんだか居心地よさそうですよね。音楽好きのかわいい犬までいますし(*^_^*)

ふわふわ #DL0dExLA | URL | 2016/05/16 21:24 | edit

ふわふわさま

この人はオーストラリアの人で、日本だとあまり一般的ではないような仕事をしていたと・・・

同姓同名の方も多いので、よく分からないのですが、「より良い生き方をするためのメンタルの持ち方、生活の仕方」みたいなことを人に伝える仕事だったと。ふわふわさまの「美術関係」というのは近いかもしれないです。ライフコーディネーターみたいな仕事っぽいので。パトリス・ジュリアンみたいな感じ?たしか一年の半分は故郷のシドニー以外の土地で暮らしていて、その土地も(ということは住まいも?)変わったりしているみたいなので、ビジネスで成功したのかなと・・・

ピアノ演奏もですが、部屋が素敵だな・・・などと最初に思いました。暮らし方が想像できるというか・・・

kaz #- | URL | 2016/05/16 22:00 | edit

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top