ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ピアノを続けるのは大人でも難しいのだ! 

 

たしか補聴器をつけて演奏していたピアニストがいたと思う。日本人ピアニストではなかった記憶があり、男性であることは覚えているのだが、名前は思い出せない。最近は聴力の状態が思わしくなく、自分の弾いている音が聴こえなくなることがある。

生まれつき聴力には問題はあるのだが、ピアノは弾けていた。ここ数年はそれもなかなか難しい。聴こえなくなった時の状態だが、言葉では説明するのが困難な感じだ。無音・・・というわけでもない。耳鳴りのような感じで、ピアノの音が遠く向こう側に行ってしまう感じ?

基本的には治療の後遺症も考えられ、精神的なものも大きいとの診断。家で練習している時には、電子ピアノ+ヘッドフォンなので、これも耳には良くないので、音量を絞り、音だしで練習するようにはしている。練習中には突然聴こえなくなるということはないので、やはり精神的なもの、緊張したりすると聴力が不安定になるのだろうと思う。

あと経験的に感じるのは、低気圧の直前などは不安定になるし、狭い空間で演奏する時にも聴こえなくなる確率は高いように思う。気圧が安定している日、割と広い空間、ホールなどでの演奏では演奏中に突然音が遠くになってしまうということはない感じだ。ホールでも天井が低いホールでは聴こえなくなったし、サロン的な会場でも天井が割と高い会場では安定していたりするので、空間というものは関係しているとは思う。

空間、気圧、緊張度・・・これらをコントロールすればいいわけだ。気圧に関してはもうこれはどうしようもないので、空間は広い会場で、というか空間的な広がりを感じる会場で弾けばいいのだと思う。緊張に関しては、これは自分の気持ちの問題なのだが、これをコントロールするのは非常に難しい。自分の演奏直前まで緊張し、固まった状態でいると、聴こえなくなってしまう確率が非常に高い。サークルの練習会などはそうなりがちだ。人の演奏を聴いているのも(聴こえていないが)練習会の参加目的であるので、自分の番まで外でブラブラしているわけにもいかないから。ピティナのステップみたいな形?直前まで人の演奏を聴いている、それは聴力には非常に辛いのだ。

演奏会の場合は、「外でブラブラ気分転換」も可能だが、やはり自分の出番の直前までそうしているわけにはいかない。でもずっと座って人の演奏を聴いているということはないので、練習会よりは耳の状態はいい感じなのだと思うが、緊張はマックスになるからねぇ・・・

このところのサークルの練習会では、楽譜を見ながら、自分で譜めくりもできる感じの曲で・・・という割と限定された選曲だった。まぁ、「聴こえにくいのでピアノは弾けない・・・」と思いこんで諦めてしまうよりは、それもいいけれど、やはり自分の中で、ある意味での覚悟は不足していたように思う。

今までは「途中で聴こえなくなったらどうしよう・・・」という気持ちで弾いていたし、練習の際にも「途中で聴こえなくなっても止まらないように・・・」というところに留意はするようにはしていた。電子ピアノなので、音を消して鍵盤の感触と、頭の中で鳴らす音との融合、この練習は可能だ。今までも少しは取り組んでいたつもりだが、やはり気迫(?)が足りなかったのではないかとも思う。

気迫の足りなさ、これは「途中で聴こえなくなったら・・・」と思っていたことによると思う。そうではなく、「自分の音など聴こえなくても弾けるのだ」という状態にいつも持っていければいいわけだ。聴こえないということを前提としたピアノライフ・・・

気軽に書いているけれど、具体的にはどのような気持ちでいればいいのか、どのような練習をすればいいのか、まだ何も分かってはない。自分はどうすればいいのか、その部分が未確定であるのが非常に心もとない。

緊張しても、雨が降っている日でも、ずっと聴こえている時もあるのだ。なので、考えすぎなのかもしれないが、自分のコントロールできないものに主導権を握られてしまうという感覚が、とにかくイヤなのだ。

当分、音を消して、バカみたいにゆっくりと練習してみようとは思うが・・・

聴こえにくい、聴こえないというのは僕の問題で、どこか特殊な問題なのかもしれないが、50代にもなれば、いや40代でも、「ピアノ楽しいわ!」だけで弾いている人は少ないんじゃないかな?自分の身体のこと、子どもの成績とか非行とか、親の介護とか・・・いろいろと人それぞれにあるでしょ?

ひとつ乗り越えれば、先に何かしらあった時にピアノをやめないで済むと思う。

kaz


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