ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

「ジェンダー・マリアージュ」 

 

米国の履歴書には日本と同じく氏名を書く欄があります。当たり前ですが。でも性別を書く欄はありません。年齢も、人種も記載する必要はありません。写真も添付しません。雇い主は、いったいどのような人が面接に来るのか分からないわけです。米国に少しでも暮らすと(旅行ではなく)、随分と高齢になっても働いている人の姿に気づきます。定年というものがないからです。障害者も多く働いています。コンビニの店員が障害者・・・なんて普通ですし、80歳ぐらいの人が洋服を売っていたりします。幅が広い・・・という印象?

まぁ、実際には問題もあるのかもしれませんが、これは米国という国が人種差別、男女間の性差別、障害者に対しての差別というものと闘い、勝利を得、同時に翻弄されてきたということでもあるのでしょう。もともと移民の国ですし・・・

70歳になっても、80歳になっても、本人に働く意思があり、雇い主が能力を認めれば、いつまでも働けるわけです。年齢を理由に「まだ働けるのにな・・・」と思いながら引退する必要はないわけです。年齢によって差別されないというか・・・

現在の米国は、やはり差別と闘っているような印象があります。同性愛と異性愛という差別。昨年、全米で同性婚は法律で認められました。やはり、この動きは大きいのではないかと思います。

むろん、すんなりと同性婚が認められたわけではありません。それまでには様々な戦い、哀しみの歴史があったと想像できます。初めて州単位で同性婚を認めたのがマサチューセッツ州でした。リベラルで大学も多い東海岸の州です。ボストンがある州です。続いてカリフォルニア州が州単位で同性婚を認めました。2008年だったと思います。最もゲイに対してフレンドリーな都市として知られるサンフランシスコがある州です。しかし、同じ2008年、「提案8」という州憲法修正案が提案され、住民投票により、それが認められてしまいました。カリフォルニア州は再び、同性同士へのカップルは法律上の結婚は認められなくなりました。

これが2008年で、全国での同性婚が認められたのが2015年です。この数年間で大きなエネルギーが米国内で動いたのだと思います。この「ジェンダー・マリアージュ」という映画は、2008年、「提案8」はおかしい、差別であると、州を訴えたゲイのカップルの物語です。ドキュメンタリーなので、俳優が演じているわけではありません。実際に訴えたカップルを5年に渡り追ったもので、登場人物は実際の人物です。

日本でも「ジェンダー・マリアージュ」は公開されていました。現在も一部地域で公開中だと思います。マイノリティーの戦いを描いた地味な映画なのかもしれませんが、「特殊な人たちの遠い世界の物語」ではないので、もしDVD化されたら是非観て頂きたいと思います。

kaz




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