ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

素晴らしき電子ピアニスト 

 

以前に所有していた電子ピアノはコルグというメーカーのものだった。譲り受けたので、値段は知らない。この電子ピアノが接続不良のような雑音を発するようになり、音も途切れるようになってしまった。

「う~ん、これは困った・・・」

むろん、楽器がなければピアノは難しいので、新しい楽器を購入せねばならない。別に先生に相談したわけではないのだが、「電子ピアノを買い替えるので、その間は練習できないかもしれない」みたいな話になり、そして先生が驚いたのだ。「えっ?kazさんは電子ピアノで練習していたのですか?」と。なんというか、この驚きの反応はこれまでにも度々ある。これ、結構快感だったりはする。

「そういうことでしたらローランドの楽器がいいのではないでしょうか?」と先生が言った。「いや、反応が素晴らしいんですよ。電子ピアノも進化していますからね」

これはピアノの先生としては珍しい助言なのではないだろうか?普通はピアノの先生って電子ピアノに対しては「冷たい視線」みたいなものを持っている人が少なくないように感じるので・・・

アコースティックのピアノ、それがアップライトでも、購入する場合は、ピアノの先生に相談するというケースはあるだろうと思う。では電子ピアノを購入する際はどうなのだろう?まさかネットで購入なんていうことは少ないのだろうが、楽器店で一緒に選んでくれる先生なんているのだろうか?そもそもピアノの先生はどれくらい電子ピアノについて知っているのだろう?

量販店に陳列されているのは、割とお値段の親切な機種が多いのでは?「これが電子ピアノなのね?まっ、これじゃタッチがしっかりしないわけね・・・」

電子ピアノも色々だ。アコースティックのピアノ以上に幅があるような気がする。「これ、小さなグランドピアノ、買えるじゃない?」みたいな、お値段の親切ではない機種の電子ピアノもぜひぜひ弾いてみて欲しい気はする。小さなカルチャーショックかもしれないよ?

まあ、たしかに「どうせこの子は趣味だから」とか「いつまで続くか分からないし~」みたいな感覚で電子ピアノを選んでしまうと、そのままピアノライフに反映されてしまうような気はする。スカスカタッチの機種も多いから。では頑張ってグランドピアノを購入すればピアノは続くものなのだろうか?そういうことでもないだろう。

とても素敵な演奏をする人の演奏を聴いたとする。もしその人がスタインウェイなりベヒシュタインなりのグランドピアノで練習しているのならば、ある意味「そうね・・・納得ね」となるだろうが、もし素敵な演奏をする人が電子ピアノで練習していたら?そんなことはありえない?どうでしょう?サークル仲間とか、同じ教室の生徒とか、自分の生徒とか・・・

グランドピアノで練習している人が、そのままいい演奏をする人だろうか?電子ピアノで練習している人は、それなりに・・・だろうか?例外はない?そんなことないよね?

いい音、自分の理想の音みたいなものが存在していて、自分でもそのような音やサウンドが欲しいと熱望し、そこに近づこうとしている人が上手くなるのではないだろうか?そのような意味で、「電子ピアノだと不可能!」と切ってしまうこともないと思う。

楽器<耳・・・なのでは?違うのかな?

この動画で演奏している人は電子ピアノで練習している。割と僕と似ているピアノ歴かな・・・などと思う。僕は子どもの時はアップライトピアノだったけれど、この人はシンセサイザーで練習していた。アップライトピアノにグレードアップ(?)し、そして僕と同じようにピアノは弾かなくなってしまい、長いブランクがある。僕は聴くだけという生活だったけれど、この人はピアノを弾いていない期間はギターを弾いていたみたいだ。そしてピアノ再開。電子ピアノ購入・・・

「さあ、正しい正統的なレッスンでしっかりと・・・」というピアノではなく、自分の頭の中のサウンドを自由に追う、どこか自己流ピアノ・・・このあたりのスタンスも僕と似ている気がする。

演奏に対する感想なんて、それこそ主観的なものなのだろうが、僕はこの人の演奏、とても素敵だと思う。グランドピアノで練習さえすれば、誰でもこの人以上に演奏できるのだろうか?

「電子ピアノだと無理なのよ」というのはちょっと残念かな。「私は電子ピアノで練習しているから表現力がないのね」これはもっと残念かな・・・

kaz




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category: ピアノ雑感

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