ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

大人の趣味ピアノだからこそ・・・ 

 

大人のピアノの難しさとは何だろう?ズバリ時間確保?子どものようにしなやかではない指?子どものピアノの場合、多くは物心つくよりも以前にピアノとか練習が生活の中に入っており、あまりそのことに疑問を感じないですむ。「レッスンまでに練習しなきゃ」「発表会までもうすぐだから練習しなきゃ」というようなことが、ある意味当たり前のもの、できるかできないかは別として存在している。

大人の場合、再開組にしても大人から組にしても、ピアノというものを弾くという、そもそもの意味を考えてしまうところがある。練習という行為が懐かしくてピアノを再開したというよりは、音楽が自分の心にもたらす影響のようなものを心の中で感じたから弾いている。

こうも言える。なのに・・・というか?レッスンに通う、人前で演奏をする機会もサークル参加などで確保する。本来は自分を突き動かした動機があるはずなのに、いつのまにか本番に向けて楽譜を音にすること、そして本番でその通りにできたかどうかに一喜一憂することが「ピアノを弾く」ということになってしまう。「上手く弾けなかった~」そして新しい曲に挑戦。そして「崩壊寸前だった~」・・・

出来栄えに一喜一憂するためにピアノを再開したのだろうか?ピアノを始めたのか?「違う」と心では思う。その現実ピアノとのギャップに苦しむのは子どもよりも、むしろ大人なのでは?

世の中の常識逆風・・・その常識、逆風を跳ね返してみればいいのかも?「趣味?では楽しく。お忙しいでしょうし・・・」そうかな?「感情表現?心の欲求をピアノで?まずは基礎でしょ?そのようなことは弾けるようになってから考えましょう」そうかな?

プロではないからこそ、趣味だからこそ、ピアノを弾いているそもそもの動機に立ち入って、自分の内面を見つめる楽しさがあるのでは?ズタズタになるまで自分の心を見つめて、その言葉で表現できないような感情を音にしてみる贅沢・・・

趣味だからこそ・・・ではないかな?弾けてから・・・の前に音楽そのものに浸る権利、贅沢さが大人ピアノ、趣味ピアノの醍醐味なのでは?

黄昏色を表現したい・・・

まずはきちんと音が弾けてから・・・ではなく、黄昏色の世界を自分で具現化してみようとしてみればいい。魂が昇天していくような、光に包まれた感じを音で表現してみたい、そのような欲求を感じたら、やってみればいい。「弾けてから・・・」「プロじゃないんだし」そうかな?

ミスタッチが山ほどあっても、暗譜が怪しくなり、途中で空中分解してしまっても、黄昏色や魂の昇天を自分で一瞬でも感じられたら、できれば人に伝えることができて心の交流があったら、そのほうが幸せなのでは?

一音も隣の音を叩かずに弾けるようになるためにピアノを再開したのだろうか?違う・・・のでは?

フレデリック・マインダースが編曲し演奏しているリヒャルト・シュトラウスの「子守歌」・・・

この演奏から、僕は世紀末の黄昏色を連想する。どんな色?説明は困難だが、黄色と白が光のようになっているような?それをサウンドで表現できたら・・・

あと連想するのが「フランダースの犬」のラストシーン。ネロ少年がパトラッシュと共に、光に包まれ昇天していくシーン。

人によって表現したいと浮かぶものは、それぞれだろうが、そもそもそのようなものが存在しないのであったら、忙しいのにピアノなんか弾かないのでは?

まずは音が弾けてから・・・そりゃあ、音が弾けなければ表現できないとは思うが、あくまでも目的は「弾けるようにする」ではなく「光に包まれたネロ少年とパトリッシュ」であるべきでは?

原曲は歌曲。なので歌詞がある。リヒャルト・デーメルという人の詞だ。この歌詞がまた世紀末で黄昏色なんだな・・・

「ああ、失敗しちゃったぁ・・・」問題はそこ?目的はそこ?

大人の趣味ピアノだからこそ・・・そろそろ考えてもいい時代なのではないだろうか?


「子守歌」  曲:リヒャルト・シュトラウス 詞:リヒャルト・デーメル ピアノ編曲:フレデリック・マインダース


夢を見てね、私のかわいい子
天国の夢。そこでは花が沢山咲いているの
輝き、そして揺れているの
夢を見て・・・ママの歌を聴きながら

夢を見てね、心配の種でもある我が子
あの日の夢を。花が咲き誇ったあの朝のことを
あなたの小さな魂がこの世に現れた日

夢を見てね、私の愛
素晴らしかったあの日、あの夜の夢を
パパの愛が花開き、この世を天国にしてくれた
かつてのあの夜のことを・・・





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