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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

シェレメ―チエヴォと春の水 

 

ロシアという国を訪れたことはない。なので、当然、かつてのソビエト連邦という国も訪れたことはない。ソビエトという国に憧れを持っていたか?ここは微妙なところだ。

「ああ・・・やっておけばよかった、経験しておけばよかった」と後悔していることがある。そうは思いたくないので、特に死ぬ間際にそのような思いはしたくはないので、何事も経験したいと思うし、そのように生きていきたいなどとも思うが、絶対に実現不可能なこともある。おそらく、僕は死ぬ時にこのことでは後悔するのではないかとも思っている。

シベリア鉄道に乗ってみたかった・・・

鉄道そのものは現在も存続しているので、乗ることはできる。何日もかけてロシアの広大な大地を駆け抜けるなんて素敵じゃあないか?でもソビエト時代のシベリア鉄道を体験してみたかったのだ。おそらく、今のロシアはソビエト時代の面影は少なく、かなり西欧化されているのではないかとも思う。共産国に住みたいのと問われれば、むろん「いいえ」だが、なんとなく憧れはあったような?ソビエト連邦という国そのものがなくなってしまうなんて、その頃は考えてもみなかった。シベリア鉄道・・・まあ、将来乗れたらいいな、乗ってみたいなと思いつつ、それは不可能になってしまった。

昔は旅客機でヨーロッパに行く際、途中でモスクワの空港に寄ることが多かった。シェレメーチエヴォ空港。写真などで確認する限り、この空港も今では他のヨーロッパの国々の空港と大差ないように感じるが、ソビエト時代のそれは、あらゆる意味において凄かった。まあ、評判は悪かった空港だったかな?あらゆる西欧的な感覚というものを拒否しているような、独特な空港ではあった。

ソビエトは訪れたことはないが、この空港は何度も経験がある。何というか・・・薄暗い照明、無駄に広い空間、色彩感ゼロの独特の雰囲気、怪しげな日本料理店・・・

「ああ・・・これがソビエト?」みたいな?ただ免税店の中だけは西欧化されており、それがまた周囲との断絶感を感じてしまうような?軍人や兵士なども姿もあり、そこそこの(かなりの?)緊迫感をも感じさせる空港だった。

基本的に、「そっけなさ」みたいなものを僕は求めるのだろうか?平壌の街並みなどを映像で見ても、何故か胸がときめいたりする。北朝鮮は訪れてみたいとは思わないが・・・

パリとローマとの違い・・・などというもの以上にソビエトには「ここは別世界です」的な雰囲気が満載で、そこに憧れがあったのかなとも思う。予測不可能みたいな、でも鉄のカーテンを隙間から漏れてくる情報や世界もあったりして、ますます想像力を刺激してしまうところもあったように思う。

そのような意味において、空港から想像できる「そっけない日常生活」というものと、鮮やかな芸術文化というものとのギャップ、そこに魅力を感じていたんじゃないかな?

これは「春の水」というバレエ。音楽はラフマニノフ。なのでロシアっぽいのだが、僕にとって、この踊りはロシアではなくソビエトそのもの。シェレメーチエヴォ空港と、この「春の水」とは全く結びつかない。そこがソビエトの神秘性だった。

kaz




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