ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

音イメージ 

 

10歳の時にロベルト・アラーニャが衝撃を受けたルイス・マリアーノ。後年、ロベルトはルイス・マリアーノへのトリビュート・アルバムを録音している。これが素晴らしい。むろん、同じ人間ではないのだから、二人の声は異なるのだが、10歳の頃の記憶の残像をロベルトは見事にサウンド化している。

「ああ、彼は10歳の時に、このような印象をルイス・マリアーノに対して持ったのだな・・・」そんな風に感じる。

この歌唱は、白紙の状態で楽譜から声にしていったというよりは、記憶の中の鮮明な残像を求めて、ロベルトが自らの技能をつぎ込み到達したというように感じる。

何もないところから、一音一音譜読みをして、なんとなく形になり、磨いていく・・・という方向性ではなく、最初に目指すべき音イメージがあり、そこに向かっていくという方向性。

最初に具現化したい音イメージがあるって、当たり前のことのように思うが、実はそうでもないらしい。多くの人は、音イメージを最初に持たず、いきなり譜読みをしてしまい、難しい個所を反復練習し、曲を外側から作っていこうとする。

最終的に人を惹きつけるサウンドになればいいのかもしれないが、最初に鮮明な音イメージがない場合、何をもとに、何を目標に練習していくのだろう?比較できるのかな?鮮明な音イメージと実際に出した自分の音との距離を縮めていくのが「練習」なのでは?

いきなり譜読みしてしまうのって、もしかしたら方向性としては反対なのかもしれない。

kaz




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