ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

知られざるピアニスト? 

 

フルタイムで仕事をしながらのピアノ道なので、そう人と違うことをしているわけではない。練習をしない(できない)日もあるし、というか、できない日の方が圧倒的に多いし、練習する日だって、何時間も練習できるわけではない。隙間時間や、出勤前の短い時間を確保するため、早起きしたりして弾いているのだ。多くの人はそうだろうと思う。オフの日は、これまた多くの人がそうであろうが「こんなに自分は疲れていたのか?」ということを自覚する日でもあるので、やはり練習はできなかったりする。「それがいけないんです!」と言われそうだが、ピアノは精神修行でもないと思っているので、いいのではないかと思う。

そんな普通の(?)僕でも、人からは譜読みが早い、曲を仕上げるのが早いなどと言われたりする。譜読みに関しては、視覚的に音符を判読して鍵盤に移すという感覚と、耳コピのような、頭の中で鳴っている音を確認するという感覚とのミックスであるということが譜読みが早い理由なのだと(強いて言えば)思う。曲を仕上げる・・・正直、仕上げるって何?というか、仕上げるという感覚すらないのだが、練習方法において、おそらく人と異なることをしているとすれば、主にパッセージの練習においてだが、「ゆっくり弾く練習はしない」ということだろうか?ゆっくり弾くというのは、練習方法の王道のようだが、一日に8時間も弾ける自由時間があれば、それでもいいが、効率性を重視しなければならない身なので、それはしていない。いきなり通常のテンポで練習すると、雑な仕上がりになると思われているが、ちょっとした工夫をすればいいのだと思う。単位を少なくするのだ。

この方法は、偶然なのだが、エドゥアルト・シュトイアマンが提唱する練習方法でもある。単位を少なくするが、テンポは遅くしない。この方法についてはシュトイアマンの弟子の中では最も知名度の高いアルフレッド・ブレンデルが、ある本の中で説明しているので引用してみる。

「シュトイアマンの教授法で私が高く評価している点の一つなのですが、シュトイアマンは生徒にパッセージを速いテンポで練習させます。でも、そのパッセージを小さな部分に分割させるのです。彼は生徒に、ある箇所を、ある弾き方で弾くように指示します。次に二番目の部分を弾いて、最初の部分につなげるよう命じます。ただし絶対にテンポは緩めないで。生徒がそのパッセージを弾き終えるまで、このやり方が続きます。この方法は曲全体を暗譜するのにも役立つかもしれません」

ピアニストの多くは一人の人にずっと師事しているわけではないので、一概に誰々の弟子だから・・・と安易に考えてはいけないとも思うが、シュトイアマン門下のピアニストには興味深いピアニストが多いように思う。個人的には、シュトイアマン門下で最も有名なブレンデルが最も凡庸・・・という気もするが、ブレンデル以外は、これまた日本では有名ではない人が多い。シュトイアマンの孫弟子・・・と広げてみると、アムランなども引っかかってくる。アムランもまた有名だが、彼も個人的にはどこか凡庸に思える。

個人的には、ラッセル・シャーマンとか、ヤコブ・ギンぺルといったピアニストがシュトイアマンの流れを汲むピアニストの中では興味がある。知ってます?知られていないんですよねぇ・・・日本ではあまり・・・

ヤコブ・ギンぺルの演奏。このメンデルスゾーン、好きだなぁ・・・

無名=凡庸ではないということは確信できる。ギンぺルとかシャーマン、もっと有名になって欲しい気もするが、自分だけの宝物にしておきたい気もする。

kaz




にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: ピアニスト

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top