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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

メロディーは死滅したのか? 

 

齢をとったなと思うのは、最近流行りの歌を聴いてもメロディーが認識できないこと。なので思う。「昔はよかった・・・」と。ここ10年の間で、歌謡曲、ポップス、ジャンルを問わず、一瞬で心に刻み込まれるような美しいメロディーは書かれているのだろうか?どうなのだろう?クラシック作品だと、ここ50年の間・・・と広げてみても、一瞬で心の襞に入り込んで忘れられなくなるメロディーの曲が何曲あるだろう・・・などと思う。

メロディーは死滅したのか?美しい、ロマンティックな情感溢れるメロディーはどこへ?

ピアチェーレで演奏する曲は、断定的に決めてあったのだけれど、最初の「曲ころがし」をしている。選曲直しのようなものだろうか?新年早々に決めた曲とは変わるけれど、テーマのようなものは変わらないような気がする。かつてのロマンティックな時代のピアニストの作品。このテーマは変わらない。今年は往年系のピアニストの作品を弾いてみたいという希望・・・

曲ころがし中に思ったのが、最初に書いた「メロディーは死滅したのか?」「ロマンティックな情感は流行遅れなのだろうか?」ということ。そして「現代にもロマンティック人は存在しているのではないか?」ということ。現代にも、かつての情感を忘れていないピアニストもいるのではないか?そのような人の作品に焦点をあててみるのはどうだろう?

最近まで活躍していたピアニスト、さらには現代も活躍中のピアニストの作品。曲が誕生したのは最近かもしれないが、曲そのものはロマンティックな時代を継承している・・・みたいな?

具体的には、アール・ワイルド(2010年没)とスティーヴン・ハフ(1960~)という二人のコンポーザーピアニストの作品に焦点を合わせてみる。「えっ、現代の人でもこんな曲を書いていたの?」厳密にはすべてトランスクリプションになると思うので、メロディーそのものは彼らが生み出したものではないが、でも、ピアノという媒体に彼らの表現を移す際の手法が、非常に「よき時代」なのだ。手法が美しい・・・

一瞬にして心の中に入り込んできて、さらに忘れられなくなる曲だが、先ほど聴いていたのが「ひまわり」という曲。映画の音楽だ。映画「ひまわり」は、「こうなったら哀しすぎるよな~」と観ている側が感じる方向にストーリーが展開されていく。戦争が二人を引き裂いた・・・みたいな?

「ひまわり」を忘れられないものにしているのが、ヘンリー・マンシーニの音楽ではなかろうか?この曲を聴くと、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンの表情が頭に浮かんでくる。哀しすぎるストーリーなのか、哀しすぎる音楽なのか、一体化していて分からなくなるほどだ。このような音楽が現在生み出されているのだろうか?ない・・・と判断してしまう僕が年老いたのか???

この感情のクラシックバージョンとでも言うのだろうか?

現代にも何かが生き残っているという光が欲しいからこその、曲ころがしなのかもしれない。

kaz




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category: ピアチェーレ

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