ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

揺りかご 

 

ジョゼ・ヴァン・ダムの歌はボストンで聴いた。かなり昔のことになる。オペラではなく歌曲リサイタルだった。彼の映画は忘れてしまったけれど、本業の歌の方は覚えている。前半にドイツ歌曲、後半にフランス歌曲を歌っていたと記憶している。個人的には後半が素晴らしかった。デュパルクやフォーレの歌曲を、きちんとまとめて聴いたのは、その時が初めてではなかったか?

僕が歌好きなので、そう思うのだろうが、フォーレもピアノ曲をチマチマ(?)聴いているよりは、歌曲の方が断然素晴らしいように思う。「夢のあとに」という歌曲が有名で、この曲は美しいメロディーの曲として知られているが、「揺りかご」という歌曲も、かなりの美メロディーの曲なのではないかと思う。いぶし銀のようなジョゼ・ヴァン・ダムの歌声と、どこか通俗的なフォーレの「揺りかご」はとても合っているように思う。

おフランスの芸術・・・になるのだと思うが、メロディーもそうだが、詞もどこか「おフランス」というよりは、日本の演歌の世界に近いように感じる。

「揺りかご」 曲:ガブリエル・フォーレ   詞:シュリュ=プリュドム

港に浮かぶ船の群れ
波間に静かに浮かんでいる
海の男たちは女たちが揺する揺りかごになんて見向きもしない

別れの時はすぐに来るのだ
涙に暮れる女たち
海の男は船出が運命(さだめ)なんだ
それが海の男の性(さが)なのさ

波間を進む船の群れ
遠くに消えていく港の灯り
捨てた我が子の揺りかごの魂だけが
それだけが海の男の心残り・・・

kaz




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