ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

鱒を釣ってみる 

 

ダイエットをしている人は多いらしい。多少身体のサイズが縮もうと関係ないようにも思えるが、そうではないらしい。体重が数キロ減ったり、ウエストが数センチ縮まろうが、周囲は気づくものなのだろうか?でもそういうことでもないのだという。目的は「スリムな肢体」ということよりも、達成感なのだと。運動をしたり減食をすることで、自分なりの目標数値に達することへの満足感・・・

主婦雑誌などでも特集されるくらい、専業主婦たちの間で流行っているもの、それは節約。たしかに無駄はいけないと思う。ペットボトルをトイレのタンクに入れ、「これで月に、年に○○円の節約!」みたいな?これも節約そのものが目的というよりは、達成感が心地いいのではないか?僕などは、そこまで節約魔になるのならば、少し働けば?などと思ってしまうが、そういうことでもなく、究極の目的は達成感・・・「今月はこんなに?ウフフ・・・」みたいなことらしい。

割と人前演奏に関わる時に顕著なのかもしれないが、ピアノ演奏にも、この達成感のようなものが関係してくるのではないか?一生懸命練習し、できないところを、さらに練習し、レッスンで言われた、いわゆる「ダメ出し」を思い出し、忠実にそれを守り、本番前には、すっかり「演奏に関しての当日にやるべきことリスト」が頭の中にできあがってしまっている。「ここはこうしなきゃ」「あそこは先生にこう言われたから・・・」「ここも注意しなきゃ・・・」

「しなきゃ」「しなきゃ」「しなきゃ」「しなきゃ」・・・

実現できれば達成感も満足だろうが、大抵は本番の魔力により、そうはならない。「あんなに頑張ったのに・・・」

この場合、すべてが計画してあるものを、なぞる的な心理状態になってしまいがちのも良くないような気がする。演奏するのは自分だし、必ず聴き手が存在しているのだから、そこに何らかの「やりとり」が欲しいところだ。自分のリストに一生懸命になりすぎていると、いかにも達成感を目指しているようでもあるし、自分のことだけに一生懸命で、他者との「やりとり」に欠けてしまいがちなのでは?

もうすぐシューベルトを練習会で弾くので、シューベルトを聴いている。スゼーの歌唱にハマっている。ボールドウィンのピアノも極上で素敵だ。スゼーと言えば、まぁ、フランス歌曲なのだろうが、僕は彼のシューベルトは好きだ。自分が努力してきたものの達成感もいいけれど、偉大な演奏を聴いた時の「トキメキ」を乗せてみようとすることも、価値があるんじゃないか?

たまには「達成感リスト実現」という心意気でピアノに向かうのではなく、「鱒釣り」でもしてみる・・・

kaz




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