ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

世間の常識とゾルバ 

 

割と踊りを観るのが好きだ。自分では踊ろうとは思わないけれど、観るのは好き。バレエもだが、民族舞踊も好き。心が踊る。ギリシャという国は訪れたことはないのだが、ギリシャの民族舞踊も好きだ。どこかフォークダンス的な親しみやすさがあり、とてもいい感じだ。

主にユーチューブで観るのだが、どの動画も同じ音楽なのだ。どこか聴いたことのあるような音楽ではあるのだが、でもなぜにどの踊りも同じ音楽なのだろう?ここが不思議だった。調べてみると、この舞踊の音楽は映画音楽らしい。昔の映画、「その男ゾルバ」という映画で使われた音楽。作曲はミキス・テオドラキス。大御所ではないか。この音楽で踊られる舞踊は「シルタキ」と呼ばれたり、「ゾルバダンス」とも呼ばれるのだそうだ。コサックダンスなどは、姿勢そのものが不可能と感じるが、ゾルバダンスだったら僕でも踊れそうな?

「その男ゾルバ」は僕が生まれた頃の映画。モノクロ映画だけれど、ギリシャ、クレタ島の風景が圧倒的に美しい。映画の内容は、なんとなく暗い。クレタ島の風景が屈託のないものであるだけに、ストーリーを暗く感じるのかもしれない。一言で言うと、主人公アレクシス・ゾルバの転落人生。人生の負け組、ゾルバという男の物語だ。映画のラストシーンがゾルバダンスのシーンになる。起業も失敗し、すべてを失ってしまったゾルバという男、でも明るいのだ。「踊っている場合ではないのでは?」とも思えるのだが、負け組男ゾルバは笑いながらゾルバダンスを踊る。このシーンが非常に印象的だ。

勝ち組、負け組という捉え方は、非常に大まかな世間一般での捉え方だ。勝ち組の中に、人生の終末期に「僕の人生・・・楽しかった。何も悔いはない」と感じつつ人生を閉じることのできる人はどれくらいいるのだろう?世間では負け組でも自分の価値観に忠実に生きた人は、実は勝ち組なのでは?ゾルバのように・・・

kaz




にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: kinema

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top