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ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

本当の上級者 

 

あなたの大切な人が亡くなりそうだとする。あなたはその人の傍に駆けつけるだろう。昏睡状態でも、あなたはその人の手を握り締めるだろう、返答はないと分かっていても、あなたは何かを語りかけるだろう。あなたが手を握り締めたら、ほんの微かな力で握り返してくるかもしれない。語りかけた言葉に反応はなくても、一粒の涙をその人は流すかもしれない。何もなくても、その人は、あなたが駆けつけたことで、心の解放があり、安らかに旅立つことができるかもしれない。

これは心のやり取りのようなもの、愛の相互作用のようなものだ。

音楽にも似たような作用があるように思う。その場の空気を動かし、相手の感情を動かすことができる。でも感情を動かされた、つまり聴いていた人の感情の動きも、発した演奏者に返ってくるのだ。相互作用なのだ。

どんな曲を聴いても、誰の演奏を聴いても感情が動かないという人はいるのだろうか?いるのかもしれないが、もしそのような人がいるとしても、ピアノなど弾こうとするだろうか?弾きたいと感じた、そもそもの動機というものの根源は、音楽によって感情が動いたからなのではないだろうか?

自分の感情が人の演奏によって動いたのだったら、その人は何かを感じることができたのだ。その「何か」を勇気を持って探すことのできる人が本当の意味での上級者と考えたらどうだろう?

そして「相互作用」を信じ、目指すことのできる人。「才能なんかないから」と諦めたり逃げたりせずに、追う勇気を持てる人が本当の上級者。

弾いている曲の、それも世間が勝手に決めた難易度によって、上級者だの初級者などと考えることはやめてしまったらどうだろう?

伝わるのだ、いつか自分も伝えられるのだ・・・と信じること、そして実際に追及する勇気を持つ。皆が上級者になれる可能性がある。

音楽、そして演奏は人間対人間の相互作用だから・・・

kaz




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