ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

簡単で難しいピアノ 

 

考えてみれば、ピアノって芸術作品、この場合、演奏会でも演奏されるような、教材臭のする曲ではない・・・という意味だが、習い始めてから、そこに到達するまでに、かなりの年数が必要な気がする。例えばショパンのワルツとかメンデルスゾーンの無言歌とかでも。むろん、習い始めて2~3年で弾きこなしてしまう生徒もいるだろうが、平均的な進度だと、まだなのでは?ギロックのような曲なら可能かもしれないが。生徒によっては「アンパンマンマーチ」みたいなところで苦しんでいたりもするのでは?

ピアノを習っている生徒で、ピアノの本当の芸術作品まで到達できずに辞めてしまう生徒も結構いるのかもしれない。もしかしたら、そのような生徒の方が多いのかも?

ヴァイオリンなどでは、習い始めて割と間もない頃に芸術作品に触れることができるらしい。8~9歳でヴィヴァルディのコンチェルトを弾いても誰も驚かないらしい。それどころか「それぐらい普通じゃない?」みたいな?的確な指導のもと、もし音楽的にヴィヴァルディを弾きこなすのならば、これは素晴らしい体験なのではないだろうかと思う。なかなかピアノでこれは難しい。

ピアノってそのような意味では難しい。導入を抜けるのに時間がかかるというか・・・

でもピアノ教室は沢山ある。ヴァイオリン教室よりも確実に多いだろう。芸術作品を弾けるようになるまで、本当に大変なのに、なぜ誰もがピアノ・・・になるのだろう?

音作りに、まずは悩まない、苦しまないですむからでは?ヴァイオリンだったら、耐えられるような音、そのものを作ることが、趣味だろうが子どもだろうが要求される。ギコギコ音のヴァイオリンでは「音楽的に弾きましょう」とか「心を込めて演奏しましょう」という言葉が空しく感じる。まずは「音」という感じなのでは?声楽では「声」になると思うが・・・

「ピアノでも音作りは、やっています!指導しています!」という教師の声もあろうが、でもヴァイオリンや声楽と比較すれば、「音作り」という観点が抜けてしまっても、なんとなく進んでいってしまう難しさはピアノにあるだろうと思う。

導入段階では、ピアノってどこか「とっつきやすい」ところがあるのでは?だから多くの子どもがヴァイオリンではなく、クラリネットでもなく、ピアノを習う。鍵盤幅などはロシアの大男と同じなのに、もみじのような手でも頑張る。

最初に音作りで悩まないですむ反面、ある程度弾けるようになってから「私のピアノ・・・これでいいのか?」と悩むのでは?「音を並べているようにしか弾けない」みたいな?最初の洗礼を体験しなくても進むことができる反面、あとで苦しむ・・・?

自分がどのような音を出しているか?基本中の基本であるところがピアノだと難しいように思えるのはなぜだろう?

割と子どもでも弾いてしまうらしいヴィヴァルディのヴァイオリン・コンチェルト・・・

これを弾くって、素晴らしい体験だと僕は思う。

kaz




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