ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

私的フィギュア世界 10 

 

これはフィギュアスケートの演技の中で、僕の最も好きな演技かなぁ・・・と思う。すべての競技、観た限りの全ての時代を含めて、最も好きな演技。1976年のジョン・カリーの演技が、この演技に次ぐ感じかな。共にイギリスだねぇ・・・

世界選手権の歴史は古い。でも全種目同時開催ではなかった。男子シングルが最も古く、1896年に開催されている。女子シングルが1906年、ペア競技が1908年、アイスダンスは比較的に新しい競技で1952年から・・・

ウルリッヒ・サルコウという男子シングルの選手がいた。サルコウジャンプを初めて跳んだ人だ。世界選手権では10回優勝。スウェーデンの選手だ。女子シングルにはソニア・ヘニーという人がいた。この人は映画女優としても有名になった人で、10連覇している。ノルウェーの選手。昔は北欧というか、北の国の選手が強かった。戸外での開催だったこともあろう。

アイスダンスは、初期の頃は圧倒的にイギリスがダンス王国だった。その後ソ連のカップルの時代になるが、トーヴィル&ディーンは、ダンス王国の座をソビエトから奪回したカップルでもあった。

トーヴィル&ディーンは1984年、サラエボ・オリンピックでの「ボレロ」が有名で、この演技はそれまでのアイスダンスの演技を斬新に変えた演技でもあった。氷上の舞踏会から純然たる芸術ダンスという領域にまで踏み込んだ演技だった。当然、その後のカップルにも影響を与えた。社交ダンス的なものから、どこかモダンバレエ的な、革新的なダンスが主流になっていった。

流れを変えた張本人たちが、10年ぶりに、そのシーズンだけ復帰したのが1994年のリレハンメル・オリンピックだったのだ。「ボレロ」から10年・・・

いったい彼らは、どのようなフリーダンスを披露してくれるのだろう?どんな斬新なプログラムなんだろう?

予想とは異なり、彼らのフリーダンスは時代を回帰するような、ボールルームの社交ダンスをそのままリンクで再現したような、かつての「古き良き時代のダンス」だったのだ。

その頃には、ステップを踏み続けていくような、かつてのプログラムは主流ではなくなっていた。幻想的なバレエのようなプログラムが多かったように思う。何故にダンス原点に戻ったのか?

当時としては、そのような古風なプログラムの方が、かえって斬新に感じる・・・とトーヴィル&ディーンは思ったのかもしれない。でも僕は、このフリーダンスは、かつてのダンス王国イギリス、かつてのイギリスダンス王者たちへのオマージュだった気がしてならない。

自分たちのスケート、ダンスの原点はここにあるのだと・・・

kaz




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category: The Skaters

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