ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

アイスダンスの魅力 3 

 

フィギュアスケートが好きという人で、カタリナ・ヴィットを知らなかった人がいる。そんなものかもしれない。トーヴィル&ディーンの伝説的プログラムである「ボレロ」を観たことがないという(ユーチューブでも)人がいても不思議ではないのかもしれない。1984年、もう30年以上も昔の演技なのだから。この時赤ちゃんだった人が30過ぎ、小学生だった人が40過ぎなわけだから・・・

彼らのボレロは、もう「王道」という感じなので、紹介するのは今さら・・・という感じがする。でもそれは僕のような年代の人の話であって、知らない人もいるわけだ。

この演技は、もう「氷上の社交ダンス」という概念をとび出してしまっている。「ボレロ」・・・なので最初から最後まで同じリズムで滑り続けるわけだ。それまでのアイスダンスの演技は、音楽の雰囲気をプログラムの途中でガラッと変えることでプログラムを構成していた。今でもこのタイプのプログラムがシングルも含めて一般的だと思う。それでも同じ雰囲気の曲、あるいは同じ曲で通してしまうというプログラムは増えてきた。この「ボレロ」の演技の影響が大きいのではないかとも思う。

この「ボレロ」も芸術点でオール6・0が出た。全員のジャッジが1位をつけた。でもそのことよりも、この演技は「これをスポーツ競技として捉えていいのか?」ということで大いに話題になったものだ。「もはや芸術なのでは?スポーツなの?」みたいな・・・

アイスダンスという種目はフィギュアスケートの種目の中で、唯一「技の成否が点数に直接関係しない」種目だ。シングルのジャンプのような要素は皆無だ。つまり、誰にでもすぐに分かる失敗の少ない種目でもある。むろん、細かくクリティカルに見れば差はあるのだろうが、ジャンプの失敗のような分かりやすいものではない。

ジャンプがない、スピンがない・・・「じゃあ、何を観るの???」

このアイスダンスの特色が、各カップルの個性を打ち出しやすいという魅力につながってきたように思う。モイセーエワ&ミネンコフの80年の伝統的ダンスから、わずか4年で「ボレロ」が誕生したことになる。

kaz




にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: The Skaters

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top