ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

音楽の波 

 

職場の隣が小学校で、時折音楽クラブか何かなのだろうか、合奏の音が漏れ聴こえてくる。打楽器がリズムを打つ。執拗に練習しているみたいな熱心さをも感じるのだが、そのリズムがなんとなく重いのだ。

「ズンチャッチャ ズンチャッチャ・・・」

お・・・重い・・・

どこか正確というか、刻みが強調されすぎというか・・・

ただ弾いているという演奏に共通しているのは、この「刻みすぎ」ということなのかもしれない。

音楽って、ある箇所に向かい、エネルギーの増長があり、緊迫感のようなものも増していくように思うが、固い演奏にはそれがない。頂点を過ぎれば、ハラハラと木の葉が落ちるように、エネルギーが収まっていく・・・まるで波のように。硬直した演奏には、この波が欠けているように思う。

「波」を具現化している、つまり「いい演奏」を聴けばいいのだろうか?聴いて感じても、自分では具現化できないということもある。

ジュリアン・ブリームは大好きなギタリストだが、スペインものに関しては、やや濃厚さというかラテンの色が薄いのかなと今まで感じることもあった。でも、この曲を聴いてそうではないのだと感じる。ラテン的濃厚さの前に、彼は濃厚なる音楽の波を具現化していて、まずそこを感じるのだろうと思う。曲の持つ特殊性よりも、まずは曲そのものの成り立ち、音楽の成り立ちを感じるというか・・・

ブリームの演奏には壮大、かつ繊細な波がある。そこにまず惹かれるのだろうと思う。

聴いて波を感じることはできるが、自分で具現化できない・・・これは案外と多くの人の持つ共通の悩みなのかもしれないね。

kaz




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