ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

微笑みサウンド 

 

「舞踏への勧誘・コンクール」・・・1位は個人的にフリードマンの演奏。圧倒的な名演なのではないだろうか?

これは好みの問題だと思うが、僕はあまり現代のピアニストの演奏は好まない傾向がある。割と昔のピアニストの演奏が好きなのだ。その理由を無理やり考えてみると、やはり「タッチ」なのだと思う。どこか「鋼鉄のタッチ・鋼鉄のサウンド」という感のある現代のパワーピアノに対して、往年のピアニストのタッチは、どこか軽さを感じる。バリバリ…ではなくコロコロ・・・みたいな?そこが好きなんだ!軽さのあるタッチの代表格と言えば、ミクリ門下のピアニストたち、たとえばローゼンタールのようなピアニストだと思うが、何もミクリ門下のピアニストだけではなく、軽さのあるタッチの演奏は、この時代の演奏に共通しているようにも思う。この時代のタッチを「真珠のタッチ」だとすると、今の主流ピアニストのタッチは「鋼鉄のタッチ」という気もしてくる。どこか力感に溢れ、汗を感じる・・・というか。とても「立派だな・・・」とは僕でも思うが、やはりずっと聴いていたいというタイプの演奏ではなくなってきてしまう。なので、「鋼鉄品評会」みたいなコンクールでの演奏には興味を持てなかったりするのだ。

現代のピアニストの演奏、シリアスな魅力は感じないでもないが、往年のピアニストにあり、現代のピアニストに欠けている(と僕が感じる)ものは「微笑みのサウンド」ではないだろうかとも思う。ここに「舞踏への勧誘」が演奏されなくなってしまった理由があるのかもしれない・・・

軽めのコロコロとしたタッチと豊満な響きを駆使して超ロマン的な世界を醸し出し、時には聴き手を包み込んでしまうような微笑みのサウンドを創りだす・・・そこに往年組の魅力を感じる。

フリードマンの演奏って、もしかしたら音大などでは「そんなふうに弾いてはいけませ~ん」的な演奏になるのかもしれないが、僕は魅力を感じてしまう。だって聴いていて幸せだもん・・・

kaz




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category: 拍手のない名演

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