ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

50歳のピアノはその人の功績 

 

お肌の水分量は加齢の共に失われていく。線グラフは見事なまでに下降線になっている。なので、自らプラセンタをお肌に取り込まなくてはならなくなってくる。

では、すべてが下降線なのだろうか?

「二十歳の時の顔は自然の贈り物。50歳の時の顔はその人の功績」たしか、ココ・シャネルの言葉だったかな?

大人だって成長できる。ピアノにも当てはまらないだろうか?考えようかもしれない。たしかにパラパラ弾けるようになるのは子どもの方が早いだろうと思うし、ピアノは早期教育が大事なんだろうとも思うが、だからと言って、大人だと遅いというわけでもないと思う。というよりも、子どもが、たとえばチェルニー30番を終了するには長い期間を必要とする。多くの子どもは、現実にはそこまで到達さえできなかったりする。辞めちゃうから。でも大人は確実性があるし、熱意があるので、真面目に取り組めば、チェルニー30番終了までの道は、それほど苦難なものでもないような気はしてくる。かえって子どもピアノよりも有利???

本当は「大人でも成長できる」ではなくて「子どもでも頑張れば成長できる」なのでは???そもそもピアノは子ども時代が中心のものでもないような気がするのだ。ピークは大人でしょう?ピアノ曲は本来大人が弾くためのものだしね。

そのような意味でもピアノ教師になったとたんに演奏家引退をしてしまうのは勿体ないと思うのだ。ピアノって両輪が必要なのかもしれない。「ねぇ、Aちゃん、とっても頑張って弾けたけど、でも聴いている人の心に届いたかな?ただ音符を音にしていけばいいのかな?」このように生徒に問う場合、自分でもそれを実践しようとしているか、そのままの言葉を自分自身に問うことができるか?なにもサントリーホールでリサイタルをしろとか、そのようなことを言っているのではないのだ。教師自身も人前でクラシックのピアノ曲を暗譜で弾いているだろうかということだ。そうでないと生徒にだけ課していることになる。

ヴラド・ペルルミュテールって生粋のパリジャンなのかと思っていた。いかにも「パリのエスプリ」という感じがするから。演奏も容姿も。彼はリトアニアのカウナス出身ということを調べて知った。カウナスと言えば、時代は異なるが当時カウナスの日本領事館の領事代行だった杉原千畝が6000人以上ものユダヤ人に独断でビザを発行した土地だ。あのカナウス・・・

ペルルミュテールは、むろんフランス人だけれど、フランスに渡ったのは、たしか10歳の時。フランス国籍を取得したのは20歳を過ぎてからなのだ。彼はポーランド系のユダヤ人だったのだ。これは知らなかった・・・

ペルルミュテールは3歳の時に事故で左目の視力を失っている。想像してみる。カナウスでポーランド系ユダヤ人として生まれ、片方の視力を失い、そしてピアノに焦がれた・・・

これはペルルミュテールの87歳の時の演奏。暗譜で「夜のガスパール」を弾いている。オンディーヌを聴き、絞首台、そしてスカルボと聴いていくうちに、ココ・シャネルの言葉をそのままピアノに当てはめてもいいと思った。

「20歳の時のピアノは自然の贈り物。50歳の時のピアノはその人の功績」

kaz



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