ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

空気が動くということ 

 

ポール・ポッツが有名になってからの動画。演奏会のものではない。

このような場所で歌い、さらに聴いている人・・・ではないな、偶然にそこにいた人を惹きつけるということは、とても難しいことのようにも思う。でも、このようにも思う。「でもそれが本来の演奏というものなのでは?」と。

彼が建物に入ってきただけで、「あれっ?ポール・ポッツ?」「ねえ、彼・・・もしかしてポール・ポッツじゃない?」という注目を浴びている。有名人になったのだ。でも彼が歌い始めると、それだけではない何かが、その場の空気を支配する。この動画はその様子が克明に描かれていて興味深い。

聴いている人の表情も、クラシックの演奏会では、まず見られない表情だ。

パフォーマンスとして、演奏者と聴き手とで、何かが共有されている雰囲気が素敵だ。

ピアノは幼い頃から習い始めるのが普通だ。困難な問題としては、「いかに持続させるか・・・」ということだけが浮上してしまう。でもそれよりも難しい問題は、聴き手として魂が動く瞬間よりも、かなり前から弾き手として楽器を操ることに慣れてしまうことではないだろうか?

kaz



にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: The Singers

tb: --   cm: 2

△top

コメント

 

こんばんは。

ポールポッツの歌声は初めて聴きました。
まるで、神が降りてきたような感じがしました。
なんの衒いもない、歌うことに対して媚びたりせず無欲というか、
純粋無垢というか、歌があって命があるというか・・・。

歌は自分の身体を使って奏でるけれど、
ピアノは自分の身体ではない機械を奏でるという点で(操るってまさにそんな感じですね)
感動の意味が違ってくるのかなとも思いました。
ピアノで『ポールポッツのように』というとすると、演奏者とピアノが同化するようなイメージになるのでしょうか。

karen #- | URL | 2015/09/03 22:46 | edit

karenさま

演奏したい・・・と思う動機として、まず初めに何があるのかということなのかもしれません。課題曲だから?先生に弾けと言われたから?発表会で映えるから?子どもの頃から習っていて、その延長でなんとなく?

ピアノにしろ歌にしろ、その他の楽器にしろ、一瞬にして心に入り込んでくる演奏には共通点もあるような気がします。

どこか操ることが目的となっている演奏、それが素晴らしい演奏なのだというところからフリーになれればと思います。

kaz #- | URL | 2015/09/04 06:45 | edit

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top