ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

地中海の男 

 

車の中の静謐で繊細な歌声が僕の心を捉えた。それは音楽や演奏に魅せられる時の常で、一瞬の出来事であり、そして理屈で解釈できるものではなかった。

「これ・・・誰が歌っているの?」
「マリオ・・・マリオ・フラングーリスだ。まさか、知らないとでも?」

僕は知らなかった。ギリシャ出身の歌手のようだ。基本はポップス系のような感じもするが、いわゆるクロスオーバー的な存在の歌手らしい。外見は熱き地中海男そのものだが、歌は繊細だねぇ・・・

彼の歌い方は、クラシック音楽を勉強、変な言い方だな、ピアノを習っている人にも大いに参考になるのではないかと思う。発声そのものというよりは、発音(言葉のディクションという意味ではなく、ピアノでの打鍵のような意味の)が常にコントロールされているところが参考になる。声を出すまえに準備があるんだよね。そして狙って、コントロールして発音・・・

これはピアノの打鍵において、鍵盤の上での一瞬の指の用意が、その人なりの音、そして表現を作り上げていくのと非常に似ているように思う。豊かな表現というものは、技術的なスキルと一対になっているものなのだ。「技術」と「表現力」というものは別個に存在しているものではない。この熱き地中海男の歌い方は非常に参考になるような気がする。

kaz



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category: Mario Frangoulis

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