ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

街角のワルツ 

 

小学生でも中学年、高学年になれば、たとえ「趣味で~す」というピアノでも、ロマン派の本格的な技術作品に取り組むことは充分可能だと思うし、そうなっていなければおかしい・・・というか、そうでないと生徒が可哀そうな感じもする。もちろん、ピアノを始める年齢とか、生徒が大器晩成型(?)であるとか、一概には語れないところもあるだろうし、そもそも「趣味」と「音大コース」などと分けてしまうことそのものに疑問を感じるとか、いろいろあるが、ここではそれは語るまい。

教材から作品への移行、それもロマン派・・・となると、ショパンのワルツからというパターンも多いような気がしている。とても素敵なことだと思うけれど、このような時に、南米の作品も候補に入れてみるといいのではないかと思う。

ショパンのワルツに取り組むことが可能な生徒ならば、ミニョーネのワルツも弾けるのではないかと思う。読譜はショパンのワルツよりも容易なのではないだろうか?むろん曲にもよるが・・・

南米の作品をレッスンに組み入れるとして、難しい問題がある。それは楽譜の入手が非常に難しいケースもあるということだ。日本版で手に入らないと、まず入手困難なのではないかと思う。アルゼンチンなりメキシコなり、ブラジルなり、南米の国の出版社とピアノの先生がスペイン語やポルトガル語で直接交渉・・・というのは考えにくい。パソコンでダウンロードという手もあるにはあるが・・・

幸いなことに、最近は日本の楽譜も増えてきたように思う。ミニョーネの「街角のワルツ 全12曲」も音楽之友社の楽譜がある。個人的に大好きな曲集なのでお勧めなのだが、お勧めの理由は他にもある。南米の曲というと、どうも「ズンドコズンドコ・・・」のような、ジャングルの奥地のリズムとか、サンバ!!!のような強烈なリズムを連想しがちで、そこが強調されすぎているようにも感じる。南米=陽気=リズム・・・みたいな?でも、もう一つの魅力が南米の曲にはあるように思う。

それは、ヨーロッパへの憧れ・・・というもの。音楽にしても、街並みにしても、強烈なまでのヨーロッパへの憧憬が南米の国には存在しているように思う。なので、南米の曲には大まかには「リズム系」と「憧憬系」に分類されるのではないかと思う。この「憧憬系」の曲を、是非是非レッスン室にも普及させていって欲しい。ショパンのワルツもいい。メンデルスゾーンの無言歌集もいい。「愛の夢」も素敵だ。同じようにミニョーネの「街角のワルツ」も素敵なのだ・・・

街角のワルツ・・・最も有名なのは2番らしい。たしかに魅力的な曲で、他の楽器でも編曲版が演奏されたりしている。でも個人的に最も好きなのは、7番。特に中間部の旋律は人類が生みだしたメロディーの中で、最も美しいものの一つとさえ思えるほどだ。罪なまでに美しい、そして哀しい・・・

ミニョーネの街角のワルツ、発表会などで演奏すると効果的だと思う。

kaz



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