ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

リンゴの決断 

 

アメリカでも同性婚が成立したけれど、それ以前は州によっては、性的志向を理由に従業員を解雇できる法律のある州もあったし、店側が性的志向を理由に、つまりゲイの人たちにサービスを拒否できる権利を持つ州もあった。同性婚成立までには、多くの個人、企業、団体の努力があったと想像する。

LGBTの人たちの願い、それは自分に誇りを持って生きたいということではないだろうか?自分の性的な志向は恥ずべきものではない。人して当たり前のことだ。だったら何で隠して生きていかなければならないのだろう?実際に性的志向をカムアウトするということは、同時に社会的な制裁を覚悟しなければならない。ここに矛盾が生まれる。これは相当苦しいことのように思う。

ティファニーという企業はLGBTフレンドリーな企業として知られている。同性婚成立以前から、クリスマスシーズンにはゲイカップルを賛美するようなディスプレイをしたり、婚約指輪の広告にゲイカップルを普通に登場させたりした。この時は、モデルを起用するのではなく、実際にニューヨーク在住のゲイカップルを起用し話題になったものだ。

ティファニー社は次のようなメッセージを残している。

「ティファニーの婚約指輪がゲイカップルが創る物語の始まりになると願っている」

有名な大企業のトップが自分の性的志向を公にする・・・これは一個人の告白という側面だけでは済まないことであるだけに、大変に勇気の必要な行為のように思う。アップル社の最高経営責任者(CEO)はティム・クックという人だ。この人が自分がゲイであることをカムアウトした。当時は同性婚も国としては成立していなかったので、アメリカでは大きな話題となった。ティム・クックは次のように語っている。

私は「人生における最も大事な問い掛け、それは自分は他人のために何をしているか・・・である」というマーティン・ルーサー・キング牧師の言葉を深く信じている。私はこの言葉をしばしば自分に問い掛け、プライバシーを守りたいという自分の願望が、もっと大事な何かをするのを妨げていたことに気づいた。何年も前から私は自分の性的志向について多くの人に明らかにしてきた。アップルでは大勢の同僚が、私が同性愛者だということを知っているが、それによって彼らの私に対する態度が変わるようには感じられない。もちろん、私は幸運だった。誰もがこのように幸運な環境下にあるわけではないだろう。

私は自身の性的志向を否定したことはないものの、今までは公に認めたこともなかった。ここではっきり言っておこう。私はゲイであることを誇りに思っている。ゲイであることは、神が私に与えた最高の贈り物の一つだと考えている。

ゲイであることで私は、少数派に属するということがどのようなことなのか、より深く理解できる。他の少数派グループの人々が日々直面しているチャレンジを垣間見ることができる。これは私が他の人に共感する力を高め、より豊かな人生を私にもたらしている。自分自身であること、自分の道を進むこと、逆境や偏見に負けないことへの自信ができた。

私は自分が活動家だとは思わないが、他の人の犠牲から自分がどれほど助けられてきたかに気づいた。そのため、もしアップルのCEOがゲイだという話を聞くことによって、自分自身を受け入れることに苦労している人が助けられ、孤独を感じている人が慰められるのならば、私のプライバシーを犠牲にする価値があると考えた。

社会の進歩の一つは、一人の人間を性的志向や人種、ジェンダーだけによって定義することはできないと理解することだ。

私は個人的に、全ての人の平等を死ぬまで訴え続ける。

ティム・クック



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