ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

珍曲の扉を開く方法 

 

「kazさんは珍しい曲を弾きますよね」と言われたりする。自分としては珍曲を探して弾いているわけではない。弾きたいと思った曲が、たまたま有名曲ではなかったりするだけだ。珍曲だから弾きたいと思うわけではないのだ。

僕のピアノ曲、膨大な曲たちについての知識は、それほどのものではない。たしかに一般的なピアノ学習者よりは曲は知っているだろうと思うし、一般的ピアノ科音大生、そして一般的ピアノ教師よりは、ある程度は曲は知っているのではないかとは思う。でも、愛好家には凄く知識のある人が多いし、その人たちは、ピアノ曲レパートリーに関しても、実に膨大なる珍曲リストが頭の中に入っていたりするはずだ。彼らに比べれば、僕などは、とてもとても「曲を知っています」などとは言えないと思う。

そもそも珍曲は知っていた方がいいのか?

僕は知っていた方がいいと思う。ごく一般的な曲しか知らないと、選曲の際に世界が狭まってしまうような気がする。なんでも弾けてしまい、より取り見取りの人はいいのだ。スタンダードなレパートリーだけに限定しても、ピアノ曲は膨大な数ではあるのだから。

でも中級やら上級やら関係なく、人には好みがあるし、演奏能力、演奏進度のようなものに関して個人差などがあると思う。より多くの曲を知っていれば、選択の幅が増えるのではないかと思う。

ショパンのワルツのある曲は問題なく(音符を音に・・・という意味で)弾ける、でもスケルツォやバラードはちょっとね・・・というレベルの場合、やはり曲を知ろうと思わない限り、選曲は以外と狭い範囲から行うことになってしまわないだろうか?「どうしてもロマン派の曲がいいの。リストだとコンソレーションかなぁ、ショパンのマズルカは別の意味で難しそうだし。無言歌ねぇ・・・あとはグリーグの叙情小曲集?北欧系だとシベリウスかな、でも樅の木しか知らないし。でもこのあたりの無難なところから選ぶしかないのかなぁ・・・」みたいな。

珍曲を知るコツはあるといえばある。「興味を持つこと」であろうか?「えっ、そんなこと?」と思うかもしれないが・・・

ロマン派、ショパンは好き、でも弾ける曲は限定される・・・などという場合、まずは有名作曲家だけではなく、ショパンの関係者を調べてみるのだ。当時有名だった人、ショパンが影響を受けた人、伝記に出てくる作曲家でショパンのように有名人ではなさそうな人・・・

たとえば、カルクブレンナーとかフィールドとか・・・

フィールドは「ノクターン」の発案者とされているし、名前は有名だし、フィールドのノクターンは最近は復活傾向・・・

ここでフィールドを聴いてみて、気に入れば弾いてみればいいのではないかと思う。さらに曲の知識を増やすコツは、ショパン関連者として出てきたフィールド本人だけではなく、またその関係者という観点で調べてみるのだ。そうすると、フィールドの弟子にシャルル・マイヤーという作曲家がいたことが簡単にネット検索でも分かる。なんでも800人の生徒がいたとか?当時は人気者だったのかもしれない。これだけだったら、「今は忘れ去られた人なんだわ」となってしまうのかもしれないが、シャルル・マイヤーは作曲家のグリンカにピアノを教えた人でもあるのだ。「グリンカって誰?」ということであれば興味もわかないだろうが、グリンカという作曲家は美しい旋律を多く生み出したことで有名な作曲家でもあるのだ。特に歌曲にいいものがある。つまりメロディメイカーだった。

「あら、フィールドの生徒でグリンカの先生なのね?ちょっと調べてみようかな?」みたいなことになっていくのではないだろうか?

そのような作業を面倒がらずに普通に行えば、ある程度の珍曲知識を得ることができるはずだ。

むろん、曲数を知っていたからといって、どうということでもないが、でも選択幅が広がるのは確かだろうと思う。

シャルル・マイヤーの曲。ショパンからこの曲に辿り着くのにネット検索で7分。やってみる価値はあるのでは?

kaz



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