ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ファム・ファタール 

 

「ショーシャンクの空に」という映画があった。この映画の原作はスティーヴン・キングの小説で、「刑務所のリタ・ヘイワース」という。映画の中でも、リタ・ヘイワースのポスターが効果的に使われていたように思う。

ハリウッドの「セックスシンボル」的存在の女優といえば、マリリン・モンローを連想する人が多いのかと思うが、もう少し前の時代のセックスシンボル的女優といえば、リタ・ヘイワースだった。第二次世界大戦中、アメリカの兵士は戦闘機の中に彼女のポスターを貼ったり、兵舎の部屋に(秘かに?)飾ったり、戦争が終わっても、「ショーシャンクの空に」で描かれていたように、囚人たちが、彼女のポスターを部屋に貼ったりしていた・・・

僕としては、「セックスシンボル」というよりは、どこか「ファム・ファタール」的な魅力をリタ・ヘイワースからは感じたりする。

ファム・ファタール・・・妖婦?悪女?男を翻弄し破滅に導く・・・

清純というよりは、何をしても妖艶・・・というか、平凡な主婦の役などは、あまり似合わない感じで、爽やかな朝の草原よりは、酒場に佇んでいたりする方が似合うような?

メリル・ストリープがプライベートでスーパーで買い物をしている姿は、どこか想像できてしまうが、リタ・ヘイワースの場合は、あまり想像できない。このあたりの現実感の希薄さというものが、往年の女優の魅力ではないだろうかとも思ったりする。

妖艶な魅力でハリウッドのスターとなったリタ・ヘイワースだが、実生活では幸福とは言えなかったのかもしれない。彼女は若年性アルツハイマー病だったのだ。40代で発症している。

セリフが覚えられない、奇抜な行動を突然したりして周囲を驚かせる、それを映像に収め、興味本位に彼女を見る心ない人たち・・・

彼女が活躍した時代は、アルツハイマー病に対しての人々の知識も感心も希薄で、病気だけではなく、人々の興味本位の偏見にも彼女は傷ついたのではないかと想像する。

リタ・ヘイワースの娘、ヤスミン・アガ・カーンという人は、国際アルツハイマー病協会の会長を発足当時から務めている。母親の壮絶な晩年を支えた人でもあった・・・

「何を書かれてもいいの・・・でも悲しいことだけは書かないで・・・」  リタ・ヘイワース



にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: kinema

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top