ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

万霊節 

 

万霊節というのは、正確にはいつ頃なんだろう?僕は特定の宗教というものを信仰しているわけではないので、実は知らない。もしかしたら、一般常識として知っているべきことなのかもしれないが。

ギルムの詞には五月とあるので、勝手に五月だと思っている。

かつて若かった頃は、こんな僕でも人を愛し、愛されたことだってある。遠い目になる感じではあるが、そのような時は確かにあったのだ。宗教心が皆無でも、単純に「忘れたくはないな」とは思う。

その人は、日本人でもないし、墓石というものもないので(本人がそう希望した。散骨のみと・・・)、墓参りという発想もできない。

僕の場合、音楽が宗教の代わりとなっているのだろうか?自分が勝手に万霊節だと思う日に、リヒャルト・シュトラウスの楽譜を引っ張り出してきて、自分で伴奏を弾きながら歌うのだ。ドイツ語なんて理解していないけれど、ディクションなんてどうでもいいのだ。なんちゃってドイツ語。誰が聴いているわけでもないし。歌声だって酷いものだと思う。でもいいのだ。

テーブルに花を飾る。花の種類は決めてはいない。花屋でピンときた花を少しだけ飾る。

そして歌う。我ながら「感傷的だな、センチメンタルな感じだな、自己陶酔だな・・・」と思う。

でも死者への弔いだし、かつて愛し、愛された人への弔いの気持ちなので、一年に一度くらいはいいのではないかと思う。



「万霊節」  詞:ヘルマン・フォン・ギルム   曲:リヒャルト・シュトラウス

テーブルに香り高い“もくせい”を飾り、そして赤いアスターを添えよう
僕たちは、もう一度愛を語ろう
かつての五月にそうしたように・・・

手を差し出して欲しい。そして僕にそっと握らせて欲しい
人が見ていようとかまいはしない
君の甘美な眼差しを僕に注いで欲しい
かつての五月にそうしたように・・・

きょうは、どの墓にも花が咲いて、香りがたちこめている
死者たちの魂が自由になる一年に一度の日だ
僕の胸に来てほしい、そしてもう一度だけ僕のものになって欲しい
かつての五月にそうしたように・・・




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