ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

デパート開店時お辞儀 

 

どうも子どものコンクールは苦手だ。演奏そのものもだし、視覚的要素も苦手だ。

あの演奏前の「デパート開店時お辞儀」が苦手。なんであんなことをするんだろう、いや、させるんだろう?演奏中に恍惚の表情や苦しげな表情になるのも苦手だし、演奏前や演奏後に天を見上げたり(何かあるのか?)、祈りを捧げたりするのを見るのも苦手。なんで演奏後に両手を合わせ目を閉じ祈らなければいけないのだろう?「神様、こんなに上手に弾かせて頂けてありがとうございます」という意味なのだろうか?それとも「ピアノどころではない国の子どもも多いのに、私は幸せです」という祈りなのだろうか?わからない・・・

「デパート開店時お辞儀」があると、おおよその演奏内容が予想できる。そして、まずその予想を裏切らない。とても上手なのだ。そして表現もバッチリなのだ。「私って、こんなに表現力豊かなの~」という感じだろうか?

ただ、残念なことに、その表現も「誰かの後付け」を感じる。あのお辞儀だって、子どもが自然に行う動作では絶対にないように、演奏内容も、「本当にそのように弾きたいと思ったの?」という演奏なのだ。ただし、上手なのだ・・・

なんとも摩訶不思議な感覚になってしまう、子どものコンクールというものは苦手だ。苦手と感じるのは僕だけなのだろうか?すくなくとも、僕のように感じる人は少数派なのだろう。だって実際に行われているわけだから・・・

とても上手な「デパートお辞儀演奏」と正反対のところにあるのが、この演奏ではないかと思う。前回の記事でシャンソンを弾いていた、ロシアの謎の男性・・・

5分間、弾きっぱなし、歌いっぱなし・・・あっぱれだ。

本当に音楽が好きなんだねぇ・・・

その「好きなんです!」エネルギーが、僕にも伝わってくる。

このような演奏だったら「どうも苦手で・・・」とは感じないのだ。

逆に、「もっとやれ、もっともっとやれ、もっと歌いまくれ・・・」と感じる。

僕がおかしいのだろうか?

kaz



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コメント

 

こんばんは。
最近は子どものためのコンクールが流行ですね。
でも流行というのは、いつか廃れるものですね。

ピアノを教えていていつも思っていることなんですが、
ピアノを習っている子は、ピアノが好きだからピアノを習っている子たちばかりではないなぁと。

それは音大に行ったり、ピアノの先生をやっている人でもそうで
ピアノが好きとか、音楽が好きとかの人ばかりではないと思います。

実際、某音楽教室で働くために自分は音大に行っている、と言う
友人がいました。
就職のためのピアノ?って、ただただピアノ好きの私はその友人を
当時は不思議に思ったりもしていました。

その延長線上に「いらっしゃいませ」のお辞儀に始まる演奏が
あるのかもしれません。

実際、音大を出ていようがそうでなかろうが、どんなタイプの先生に
習っていようが、本当に本人がピアノを好きならば、放っておいても
ピアノを弾き、いいもの(芸術)に憧れるのだと思います。

ピアノの音を聴いてもわかりますが、好きで弾いてる人は恍惚の表情はしません。
だって、弾くことが楽しくて嬉しくて仕方ないんですもの。
演じる必要は全くないんですものね。

karen #- | URL | 2015/05/21 21:45 | edit

karenさま

ピアノを習っている生徒の中に、ピアノが好きではない生徒がいるということは理解できるのですが、音大生やピアノ教師にも、そのような人がいるというのは、なんとも寂しい話のような気がしてきます。でも、なんとなくそこも理解できるような気も最近はしていますが・・・

それにしても、あのお辞儀は変だと思いますが、誰も何も言わないのは、もっと変だと思います。「裸の王様」みたい・・・

kaz #- | URL | 2015/05/21 22:39 | edit

へんなおじぎ

私は子どもの頃コンクールに出ていましたが、ああいうおじぎをする子を見た記憶がありませんでした。

初めてみたとき
「なんじゃこりゃ!!」
と思いました。へんなおじぎ、というのが正直な印象です。

その後、娘が地元の、とある私立女子高に入学することになり、行事などで見ていると、あのへんなおじぎを生徒たちがしていました。
その学校は女子高ならではの「礼儀作法を重んじる」学校です。
そして、元客室乗務員のマナー講師の先生が、マナー講座という特別授業を持っている、ということで謎が解けました。

マナー講座でその「へんなおじぎ」を「礼儀正しいもの」として教えていたのです。元々地元の百貨店などサービス業に就職する生徒が多く、百貨店店員のお辞儀として私も、学生時代バイトでさせられたので、それが一般に広まってしまったのだと思います。

あのおじぎはもともと、韓国の「コンス」というおじぎからきているそうで。

ピアノ教師の中にも、コンクール審査員にも、賛否両論なのです。
受け入れている、いいと思っている先生だけではないようです。私も自分の生徒にあのお辞儀は教えていません。

なかつかさきこ #QFk3YRjk | URL | 2015/05/22 09:34 | edit

なかつかさま

あのお辞儀が韓国の民族衣装からきていることとか、ロッテ百貨店と日本の百貨店との関連とか、僕も以前に調べて少しの知識はあります。コンビニなどでも、あのお辞儀をするところがあります。でも、どう考えてもピアノの演奏前後にあのお辞儀は違和感を感じます。

「私、先生に言われたことをしているの。それしかしないの。肝心の演奏もそうなの」ということを自ら公表してしまっているような?

kaz #- | URL | 2015/05/22 09:50 | edit

同感です

>「私、先生に言われたことをしているの。それしかしないの。肝心の演奏もそうなの」ということを自ら公表してしまっているような?

ああ、私が感じた違和感もそれかもしれません。
「誰がピアノを弾いているの?先生のピアノをあなたが代わりに表現することに意味があるの?」

私もそんなふうに感じますね。

なかつかさきこ #QFk3YRjk | URL | 2015/05/22 12:29 | edit

なかつかさま

多くの人が違和感を感じているのではないかと思います。お辞儀だけではなく、恍惚表情とか、大袈裟なモーションとか・・・

変だよね・・・と感じているピアノ教師も多いのだと思います。個人的には、僕のような者が言ってもな・・・という思いはあります。このことだけではなく、セミナー繁栄とかもそうです。必要なセミナーも多いのでしょう。でもブログの書き方まで必要なのかどうか・・・

ネット流出している情報=その業界の考え、流れ・・・と部外者(この場合は、生徒、保護者、含みますが)は単純に思ってしまうわけです。

「そうではないんだよ・・・」という意見がピアノ教師側からも、もう少し出てくれればいいのだと思います。でも同業者だけに言いにくいのだろうと思いますし、ほとんどの教師がブログでは実名で書いているので、本音は言えないのでしょうね。反発も恐いでしょうし・・・

裸の王様・・・

誰かが「あっ、裸だ・・・」と言わなければ。

僕は言いませんが・・・

kaz #- | URL | 2015/05/22 12:59 | edit

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