ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

ピアノサークルの流儀 

 

僕が所属しているサークルでは、いわゆる雑談タイムというものはない。普通は、最初は緊張感と共に発表会形式でメンバーが演奏していくサークルでも、順番が二巡目になると、「あとはフリータイムなのでぇ・・・」ということで雑談の中で弾きたい人が弾いていくというパターンになることが多いのではないかな?気軽な感じでいいとは思うが、でも公平性ということを考えた場合、どうなのかな・・・とも思う。このパターンの場合、やはり古株で積極的なメンバーの弾く時間が多くなるような気がする。新しいメンバーなどは、「さあ、○○さんも弾いて」と言われれば弾きやすくなるが、そうでない場合は弾きにくいものではないだろうか?新メンバーでなくても、雑談しながら、またはニコニコと演奏を聴きながら、「私も本当は弾きたいのに・・・」と思っている人は多いと思う。

所属しているサークルでは、演奏順はくじ引きで決められる。ここまでは多くのサークルも同じだと思うが、我々のサークルは二巡目も、最初に引いたくじの順番を守って演奏していく。時間一杯までこれが続く。長時間、雑談タイムもなく(休憩はある)真剣に皆が聴くので、疲れるといえば疲れる。でも、二巡目でも演奏を辞退する人は、まずいないので、やはりどの人も弾きたいんだなということが分かる。

考えてみれば、いや、考えてみなくても分かることなのだ。日頃グランドピアノで練習している人なんて本当に少数なのだ。多くのメンバーは、やはり電子ピアノで日頃は練習しているのだと想像する。だとしたら、スタインウェイ、ベヒシュタイン、ファツィオリ・・・それも素晴らしい状態の楽器で弾けるとなると、やはり順番が回ってくれば皆弾きたいだろうと思う。会費は皆当然同じ額だから、公平性を考えれば、雑談タイム、フリータイムではない方がいいように思う。

演奏が終了すれば、場所を移して二次会。これも多くのサークルで行っていることだろうと思う。この部分は無礼講でいいのではないかと僕は思う。解放感とお酒で、雑談を楽しむ。いつも僕は、この二次会で「では皆さん、一言お願いします」という時に、余計なことをベラベラ話してしまうので、ここでいつも後悔と反省をするのだ。「きょうは、まぁ、自分なりに弾けたのではないかと思います」で止めておけばいいのだが、余計なことを話してしまうんだな。

そんな僕でも留意していることはある。留意というよりは、「サークルの常識」として認識しているというべきだろうか・・・

それは人の演奏を批判、評価しないということだ。これは「絶対に」という副詞を何個もつけて強調していいほど大切なことなのではないかと思う。プラスの印象を感想として弾いた本人の前で言うのはいいと思う。「よかったよ・・・」とか。それはいいと思うが、「とてもよかったけど、でも○○の部分が~のように弾けるともっとよかった」とか「あそこは~のように弾いた方がいいんじゃない?」のようなことは言うべきではないと僕は思う。独学の人から意見を求められたという場合なら別かもしれないが、その人の先生以外の人が演奏そのものについて、とやかく言ったり、批評する権利はない。これは鉄則だと思うのだがどうだろう?

たとえば、練習方法の工夫など、自分だったらこうするし、そうすれば絶対にもっとよくなるのに(つっかえなくなるとか)・・・などと人の演奏から判断できた場合でも、そのことは言わない。弾いた本人から訊かれれば自分の意見を述べるだろうが、訊かれなければ絶対に言わない。

ただし、音の間違え、リズムの間違えなど、演奏を聴いていて気づいた時、このようなケースの場合だけは、言ってもいいように思うし、言ってあげたほうが親切だとも思う。むろん、音をはずしただけの箇所を「この音、違うんじゃない?」などと言うのは、とても失礼なことなので、明らかにミスタッチではなく「音の読み違い」と判断できた場合に限るが。

でも、この場合も本来は、その人の「先生」が言ってあげるべきだと思うのだが・・・

アマチュアでも(だから?)大曲、名曲を弾くのだが、たとえば、ショパンのバラードやらブラームスのソナタのようなスタンダード曲においての生徒の音の読み違い、リズムの違いを指摘できない教師がいるということに驚く。むろん、間違える生徒も悪いのかもしれないが、指摘できないというのはどういうことだろう?けっこう、このようなことが多いように思う。

明らかに珍しい曲、たとえばババジャニアンとかミニョーネ・・・のような作曲家の作品をいきなり持ってきてしまう生徒(僕ですね)の場合は、先生が音の違いを指摘しなくてもいいと思う。だがショパンやベート―ヴェン、シューマンあたりの有名曲でそれができないとなると問題なのではないだろうかと思う。

このあたり、人によって考え方が違うと僕は想像している。「雑談タイムが醍醐味なんじゃない?」とか「上級者は初心者にアドバイスするのは当然」とか「音の間違えだけは教えてあげちゃダメ」とか・・・僕と異なる考えの人もいるのではないだろうか?

kaz

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: サークル

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top