ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

プロポーズ 

 

カナダに滞在している。目的は友人の結婚式に参列するため。本当は19日にサークルの練習会があり、まだ弾けていないので、細部の最後の追い込みのため、カナダ滞在は一泊だけ、つまり結婚式と披露宴だけを目的にし、帰国してピアノの練習をしようと思っていた。むろん、仕事もしなきゃなんだけど。でも、現地に滞在している時間よりも、移動のための時間の方が長い・・・というのも、なんだか疲れるような気もするし、勿体ないような気もしたので、練習会の前日、夜に帰国するよう予定を変更した。ピアノは・・・まぁ、いいのではないかと思う。

さて、友人はジョン(もちろん仮名)といい、52歳の男性だ。結婚相手はトム(仮名)といい、27歳の男性。そう、二人はゲイのカップルなのだ。僕もゲイのカップルの結婚式というものは初めての経験だった。

ジョンとトムは、何年も同棲していたのだが、法的な手順を踏んで正式に結婚をしたいという希望を強く望んだのは、年下のトムの方だった。でも、ジョンは結婚に踏み切れず、躊躇していた。ゲイということが理由ではなかった。カナダでは、ゲイということに対する偏見、同性婚に対する嫌悪感のようなものは、全くないわけではないだろうが、ものすごく低いらしいので、理由はそこではなかった。ジョンが迷ったのは、二人の年齢差。ジョンは自分の30歳前の頃を考えた。時代的なものもあったのだろうが、その頃のジョンは添い遂げるとか、一人の相手だけに貞節を誓う・・・という感じではなかった。むろん、トムの気持ちは嬉しく、信じなければいけないとは思うが、ジョンは怖かったのだ。

「僕は捨てられたくない・・・」「そんなことあるわけないじゃないか・・・」

でもジョンは怖かった。結婚に踏み切れなかった。

「ようするにだね、君もだけど、僕も年老いていくんだ。10年後、君は37歳、僕は62歳、20年後、君は47歳、僕は72歳・・・わかるよね?ようするに、そういうことなんだよ」

トムは納得しない。「そんな計算、僕だってできるさ。そんなの全く問題じゃない!」

ジョンは心の底から思ったのだそうだ。トムのキラキラした瞳を見ながら「ああ・・・若さだな・・・」と。「僕は、その純粋で一途な若さに賭ける勇気がないんだ・・・」と。

そんな二人が結婚を決意した。ジョンの気持ちを変えた、溶かしたのは、トムのプロポーズだったのだそうだ。トムは「サプライズ」をしたのだ。つまり、ジョンには内緒にして、友人達を招いて、いきなり彼らの前でプロポーズをしてしまおうと・・・

トムはこのように語った。「もし、もしそれでもジョンが僕の気持ちを受け取ってくれなかったら、プロポーズを受けてくれなかったら、そうだな・・・それでも僕は諦めなかったと思うな。僕はジョンを愛しているからね」

「あのプロポーズは、トムの頭脳作戦だったね。見事にやられたよ」とジョン・・・

この動画のカップルは、むろんジョンとトムではないけれど、このような感じのプロポーズだったらしい。

kaz



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