ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

砂に消えた涙 

 

カンツォーネとは単純に「歌」という意味らしいので、イタリア語で歌われていればカンツォーネなのかもしれないが、僕だけなのかもしれないが、カンツォーネと言えば、教科書にも載っていた「サンタ・ルチア」とか「帰れソレントへ」などの歌を連想する。クラシックの歌手がアンコールなどで歌ったりする・・・というイメージの曲。

これらの曲は、ナポレターナ(ナポリ民謡)とかイタリア民謡と解されるのが本来は正しいのかもしれない。でも民謡と言っても、作者が判っていて、比較的新しい歌が多いから、そのあたりも「カンツォーネ定義」を難しくしているところなのかもしれない。

むろん、イタリアにもポップスというジャンルがあり、それはイタリア語で歌われてヒットしていたわけだから、それらの曲もカンツォーネと呼ばれる。日本の歌謡曲のような感じで庶民に親しまれていたのだと思う。残念ながら、こちらの方面のカンツォーネに関しては、僕はあまり知らない。セルジオ・ブルーニやクラウディオ・ビルラのようなカンツォーネ歌手は、ナポレターナも、新しいポップス系のカンツォーネも歌っているので、これから徐々に聴いていこうと思う。

僕は知らなかったのだが、日本にも「カンツォーネ・ブーム」があったのだそうだ。1960年代に多くのカンツォーネが日本語でカバーされ、日本でもヒットした。たしかに、カンツォーネだけではなく、この時代は多くの洋楽が日本語にカバーされている。ビートルズ来日前は、英語の歌だけではなく、シャンソンやカンツォーネも日本人歌手が多くカバーし、そしてヒットしている。

前回の動画の最後の方で歌っていた女性歌手は弘田三枝子だ。彼女に関しては、「人形の家」で容姿をも含めた変身後のイメージしか僕にはなかったのだが、「人形の家」以前には、外国の歌をカバーして沢山ヒットさせていた。「ミコちゃん」という愛称で親しまれていたのだそうだ。

そのミコちゃん時代に彼女がヒットさせたカンツォーネに「砂に消えた涙」という曲がある。この曲のメロディーは僕も知っていた。別に改まって鑑賞・・・という記憶は全くないのだが、何故か知っている。それだけこの曲はヒットしたということなのだろう。常に世の中に流れていた・・・当時はそのような時代でもあったのだろう。

でも正直、メロディーは知っていても、僕は「砂に消えた涙」は日本の歌謡曲だと思っていた。この曲がカンツォーネだったとは・・・

「砂に消えた涙」は、当時は競作だったのだろうか?多くの歌手がレコードに吹き込んでいる。

ここで紹介するのは、伊東ゆかりバージョン。彼女も多くの外国の歌をカバーしている。

1960年代、外国への憧れ、異文化への憧れ・・・そのような憧れが日本で多くのカバー曲を生み、ヒットさせたのだろうか?

伊東ゆかりはサンレモ音楽祭で入賞しているのだそうだ。当時の彼女の歌声を聴くと、戦後の復興を果たした日本で、徐々にだが、庶民にも「外国への憧れ」という意識が芽生え始めてきた空気のようなものが感じられてならない。

kaz



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