ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

マフィアの島から・・・ 

 

来月にサークルの練習会があり(何日だったかな?)、本来だったら必死にピアノを練習していなければならない時期なのだと思う。なのに、まだ弾く曲も決めていない。6月のサークルの演奏会で弾く曲を弾こうかなとも思うが、間に合わないだろう。

というのは、今はシチリア島に滞在しているからだ。仕事がらみでもなく、ピアノのレッスンがらみでもなく、完全なる旅行。気晴らしですね。東京と異なる風景、そして空気の中にいることが凄く楽しかったりする。まぁ、いつでも旅行は楽しいが・・・

イタリア語は全く理解できないが、イタリア人の友人が同行しているので、不便はない。

シチリア島で僕が真っ先に連想するのは、「マレーナ」という映画。この映画は感動巨編というか、立派な大作という感じではないのだが、個人的には、とても心に残る映画だった。舞台はシチリア島、第二次世界大戦中・・・

マレーナは類まれな美貌に恵まれた美しい女性で、男性達からは羨望の眼差しを受け、そして女性達からは、どことなく嫉妬の眼差しを受ける・・・そんな女性だ。

夫の戦死の訃報、そして父親も亡くなってしまう。マレーナは、戦時中であった厳しい世の中を生きていくのが難しくなった。つまり、食べていけなくなってしまったのだ。彼女は、美しい黒髪を短く自分で切り、髪を染める。そして娼婦として男達に身を投じるようになっていく。

マレーナが赤い髪で街を歩き、「商品」として男達の前に現れる。彼女が煙草を取り出すと、男達は我先にとライターの火を差し出すのだ。この場面は、この映画の中で最も心の痛む場面ではなかろうか?

映画の中のシチリア島と、現在のシチリア島、あまり風景が変わっていないように思える・・・というか、今でも映画そのままなのだ。

もしかしたらシチリアの治安はあまり良くないのかもしれないが、夜更けまで街に佇んでいると、なんだか生まれ変わるような気持ちになる。でも、ここは「マフィア」発祥の地(?)でもあるんだよね?こんなに美しい島なのにね・・・

「昔はシチリア島は貧しい所だったんですよ・・・」

ワインを飲みに寄った居酒屋の高齢の女主人が言う。「今は賑やかになって栄えていますけどね。あの映画は観ましたよ。モニカ・ベルッチはシチリア女じゃないのに、さすが女優だね。シチリア女そのものでしたね。昔はあのような哀しい人がたくさんいたんでしょうね・・・」

当たり前のことだが、日本で暮らしていると日本が自分の中心に思えてくる。そしてなぜだか、世界の中心のようにも思えてきたりもする。でも日本って本当に「極東」なんだな・・・と外国に来ると思ったりもする。

kaz



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