ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

演奏会を終えて・・・ 

 

昨日はピアチェーレの演奏会。自分の演奏はともかく、無事終了。聴きに来て下さった方々、本当にありがとうございました。また、海外を含め、演奏会まで励ましてくれた友人たち、ありがとう。

自分の演奏に対して、思うことは多々あるけれど、トークを交えて演奏するという僕にとっての初の試み、この部分は「やってよかった」と思う。演奏直後は「もう絶対にトークと演奏は一緒にやらない」なんて思ったけれど。

難しいところはトークを交えると、演奏に集中するのが極めて大変だということ。ピアノを弾くということと、人前で話すということは、脳の異なる部分を使うのだろうか?正直、ただピアノを弾き続ける方が100倍楽だとは思った。

でもプログラムに印刷するよりは、直接伝えたかったことも昨日の曲には多かった。奥さんを助けるために海に飛び込んだグラナドスのことや、入水自殺をしたアルフォンシーナ・ストルニのことなど・・・

初の試みでもあったので、上手くいかないこともあって当然なのかもしれない。

演奏そのものは、初めに書いたように、思うところは沢山ある。昨日は演奏中に、もう一人の自分が囁くのが聴こえた。「このまま心の思うままに弾いてしまえ」という声。「こうすればいいのでは?やってみろよ」という声も聴こえた。(実際に聴こえたということではないが)

それに対して、やはり無難に弾き終えたい、安全運転せよと囁く自分もいた。でもその声は無視して弾いた。

少なくとも、練習の時と同じように弾けますように・・・という思いは打ち消してしまったし、練習の時とは異なる演奏になったと思う。心の声に従って良かったと思うが、その声についていける技量が伴えばさらに良かったのだとも思う。このところは、やはり自分は専門的な教育を受けていない、幼少の頃から訓練を積み重ねていない・・・という劣等感のようなものにつながっていく。いつもそうだ。演奏が終わるといつも思うことだ。

「伝わった」という満足感と「基礎が足りない」という劣等感・・・これがいつも弾き終えた時にはある。

本番の演奏中に「心の声」に従ったということ、これは師事している先生の教え方というものもあったと思う。普通、ピアノの先生は生徒の楽譜に書き込みをするのが普通なのではないかと思う。でも僕の先生は一切書き込まない。これは日本で定期的に習っている先生もそうだし、海外でピアニストにレッスンを受ける時もそうだ。この「楽譜に書き込まない」というところは一致している。

「指示を守って弾くということは、厳密には演奏ではなくなる・・・」

ということなのだそうだ。

また来年の11月に第3回ピアチェーレ演奏会を予定している。というか、開催する。会場は今年と同様に雑司ヶ谷音楽堂。もう会場押さえてしまったので、やるしかない。

kaz

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category: ピアチェーレ

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コメント

 

昨日の演奏会♪

昨日は素敵な演奏会、本当にありがとうございました。

演奏される方がトークをすることはやはり大変なことなのですね。でも聴いている側の私としては知らなかった曲でもスーッとその曲に入っていくことができ、無知な自分を恥じなくてはならないようなお堅いクラシックの敷居みたいなものがなくてとても良かったと思います。

ピアノで歌うってこういうことなんですね。本当に胸の奥からぐわーんと込みあがってくるものがあって、知らない外国語なのに何故か理解できてしまったような不思議な感覚でした。

皆さんそれぞれに日常のお仕事をされる中、ピアノの練習に励んでここまでの事が実現できるのですね。超難曲揃いで、ご自身でアレンジされる才能もあって、自分とは別なんだと最初は思っていましたが、レベルの差を超えて共通するものを感じて、これからピアノを弾くためのエネルギーをたっぷりチャージさせていただきました。

今回誘った友達も同じように感じてくれたらしく、「残りの人生弾ける曲数が限られているからこそ(若くないので)心惹かれる曲を選んで大切に弾いていこうね。私もがんばろう!って思ったよ」と言ってもらって盛り上がりました。

来年も会場を予約されたそうで、すっごく嬉しいです♪次はどんな演奏を聴かせていただけるのか楽しみで楽しみで仕方ありません。

Yokko #- | URL | 2014/11/30 13:48 | edit

Yokkoさま

昨日はお聴きいただきまして、ありがとうございました。トークはたしかに大変でしたが、正確には、トークを交えると、その後の演奏が大変でしたが、お堅いクラシックの敷居のようなもの、もともとそのような雰囲気を取り払いたいという思いは昔からありましたので、そのように感じて頂き、とても嬉しいです。

最近は、音楽を求める人、そこにはプロやアマチュア、上級者や初級者などの隔たりはないものだと再認識するようになりました。

音楽を求めているのか、否か・・・だけなのではないかと・・・

来年もぜひ、よろしくお願い致します。



kaz #- | URL | 2014/11/30 18:13 | edit

演奏者の皆様の熱い思いが伝わる演奏に胸が熱くなりました
でも何故なのか、バラエティー溢れる曲を聞きながら、楽しいかと言えばどうなのかなあと思いました
楽しくないという意味合い出はなく無く、切なくなる感じです
それを楽しめば良いのかもしれません
勝手な事を申し上げましたが、
演奏者の皆様の熱い思いに触れて幸せな時間でした





kutaro #- | URL | 2014/12/01 00:01 | edit

kutaroさま

演奏会、お越しいただき、ありがとうございました。

ワクワク、ドキドキするような、心弾むような・・・そのようなものを僕は音楽というものに、あまり求めていないのではないかと思います。

切ない・・・と感じて頂ければ、演奏者としては、とても嬉しいです。

ありがとうございました。

kaz #- | URL | 2014/12/01 20:39 | edit

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