ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

あやまち 

 

グアスタビーノの歌曲に「鳩のあやまち」という曲がある。グアスタビーノの曲は歌曲であれピアノ曲であれ、実に美しく、そして実に切ないメロディーの曲が多い。

この「鳩のあやまち」は、どちらかといえば、素朴なメロディーなのだと思うけれど、この曲の歌詞に惹かれる。

考えてみれば、作曲家が歌曲を作曲する場合は、詩が先に存在していることがほとんどだと思うので、詩の内容というものが作り手に大きな影響を与えているのではないだろうか。

ピアノの場合だと「本場の音」というものは、あまり考えたくはないのだが、声楽となると、言語というものが演奏する際に大きな影響を与えてしまうのではないだろうかと思う。日本の一般的な音大生の声楽専攻の学生にとっては、たとえばロシア歌曲やスペイン歌曲となると、言葉というものが大きなハードルとなるのではないかと想像する。

グアスタビーノはアルゼンチンの作曲家なので、歌曲の言語はスペイン語となる。スペイン人の歌手にとってと、日本人の歌手にとってのグアスタビーノ歌曲は、どこか取り組みやすさという点では違いが出てきてくることもあるのではないだろうか?このあたりは器楽奏者にはない問題となってくるように思う。

ホセ・クーラはアルゼンチン人だからグアスタビーノ歌曲が上手いのね・・・

でも、「そう」とも言い切りたくはない気もするが・・・

この「鳩のあやまち」という歌曲の歌詞、とても不思議な歌詞だ。なんだか僕の人生そのもの・・・という歌詞のような気がする。



「鳩のあやまち」

鳩はまちがえた

北へ行くはずが南へ行き
麦を水だと思い込んだ
まちがえてしまった

海を空だと思い
夜を朝だと思い
まちがえてしまった

星を夜露と思い込んで
日差しを雪と思いこんで
まちがえてしまった

きみのスカートを きみの上着と
きみの心を自分の巣だと
まちがえてしまった

鳩は岸辺で眠りについた



うーん、やはりこの詩は僕の人生そのものだ。

kaz



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