ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

アマチュアいじめ 

 

アマチュアでもサークルなどに所属していれば、演奏の機会そのものは多かったりすると思う。複数のサークルに所属して、それぞれの練習会でマメに演奏するとしたら、それこそ毎月本番ということも考えられる。でも基本的にそのような演奏の場は、「知っている人の中で弾く」「仲間の温かい視線の守られ弾く」ということになる。

アマチュアでも演奏会を企画し、会場を予約して・・・となると、むろん日頃のピアノ仲間も聴きに来てくれるだろうけれど、この場合「知らない人に演奏を聴かれる」ということになる。さらに、練習会では「聴く人」=「弾く人」であるわけで、このような本番と、演奏会では聴衆の質も変わってくるだろうと思う。「聴く人」は「聴く人」なわけだから・・・

そのあたりが心理的に大きなプレッシャーになったりはする。また、アマチュアの場合、本格的な演奏会に向けての手順というものにも慣れていないのでは?練習会であれば、「とにかく日頃の成果を・・・」でもいいのかもしれないが、演奏会だと「知り合い」だけではないので、それだけでもいけないと思うし、練習の持っていき方とか、心理的なものとか・・・とにかく慣れていないと感じる。僕だけなのかもしれないが・・・

まぁ、一言で説明すれば、「今は不安がいっぱい」という感じではある。

そのような心理状態の時にもらったメール。自称ピアノ講師の方からのメールだ。

「アマチュアの人って気楽ですよね。素人なのに演奏会だなんて。プロの方たちがどのような苦労を重ねているのか想像することすらできない。それができればそんなに気軽に演奏なんてできないはず。私たちピアノ講師だって人前で演奏するのには勇気が必要です。もちろん絶え間ない努力も。なによりも専門的に勉強してきたというところが、あなたたちアマチュアとは異なるところなのです。だからこそ、人前で弾くのが怖いのです。アマチュアの安易な姿勢というものに大いに疑問を感じます」

という内容。メールの送り主が本当にピアノ講師なのか疑問だ。なんとなく違うような気はしている。これは「嫌がらせメール」としか感じられない。

昨年も同じようなメールをもらったことがある。たしか、その時は自称音大生からだったと記憶している。昨年は、演奏会を企画して・・・ということも初めてだったから、大いに揺れ、動揺したものだ。

今回も「ドーンと落ち込む」ところだが、今回はそうはならない。

細かな説明は端折るけれど、今年スペインとイタリアを旅する機会があった。その時はアマチュアである友人のギタリストも同行してくれた。その友人の先生であるプロのギタリストに僕は演奏を聴いてもらった。レッスン・・・ということではない。レストランにピアノがあり、たまたまそのような状況になったのだ。僕はアルコールも入っていたし・・・

その時は「アルフォンシーナと海」を弾いたと記憶している。その友人の先生であるプロのギタリストはこう言ったのだ。

「あなたには私よりもラテンの血が濃く入っている」と。その時の聴き手が友人だけであったなら絶対に言わなかったことを僕は言ったのだと思う。「アマチュアなので、本当に恥ずかしいのだけど」のように。なにしろ、その先生はCDも出していて、ヨーロッパでは割と有名なギタリストのようだったので、無意識に自分がアマチュアということを「言い訳」にしたのだ。

「アマチュアだろうがプロだろうが関係ないと思う。僕はあなたの演奏で心が動いた。それでいいと思うし、それだけが大切なことのように思う。あなたの演奏を聴いて涙が出ました。そしてラテンの魂を感じました。それでいいのだし、それだけでいい。アマチュアだろうが、あなたを音楽をする仲間だと私は感じました」

今回は「アマチュアいじめ」のメールを読んでも動揺しない。彼の言葉を選択する自分がいるから。

そのプロのギタリストはアントニオという名前だった・・・



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