ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

親の七光り 

 

「親の七光り」という言葉がある。自分の親が偉大であると、その子どもは大変なのではないかと思う。得することも多いのかもしれないが・・・

バーブラの新作「パートナーズ」・・・そのデュエットの相手、ライオネル・リッチ―、スティーヴィー・ワンダー、ベイビーフェイス、ビリー・ジョエル、アンドレア・ボチェッリなどの名前はあまりこの種の音楽を聴かない僕でも知っている名前だ。

デュエット相手の名前の中にジェイソン・グールドの名前があった時に、この「親の七光り」という言葉が浮かんだのだ。ジェイソン・グールド・・・知っています?

彼はバーブラの実の息子だ。最初の夫、エリオット・グールドとの間にできた子どもで、バーブラにとっては一人息子になる。以前、バーブラは自分が監督した映画にジェイソンを出演させた。この時も「親の七光り」という言葉が浮かんだけれど、ジェイソンの演技は素晴らしいものだった。といっても、英語で演技された映画を観て、僕がどれだけジェイソンの俳優としての能力を判断できたのかは非常に疑わしいところだが・・・

母親がバーブラ・ストライサンド・・・

ジェイソンには二つの人生が選択できたはずだ。まずは、母親とは全く異なる人生を歩むこと。サラリーマンとか?この場合、「ねえ、ジェイソン、あなたのお母さんを紹介してよ」「いいけど・・・僕の母は有名人なんだ」「誰なの?」「あのバーブラ・ストライサンドなんだ」「またまたぁ~」のような場面も人生にはあるのだと思う。

でもジェイソンはそのような人生を選ばなかった。母親と同じ道を歩んだのだ。

かつてバーブラは「ファニーガール」というミュージカルに主演したことがある。主人公であるファニーがスターになるにつれ、夫のニックとの仲が上手くいかなくなり、最後は破局するという内容のミュージカルだ。最初の夫、エリオット・グールドとも同じような破局だったという。バーブラは端役として、スターであったエリオットが主演するミュージカルに出演した。その時に二人は知り合い結婚したのだが、やがてバーブラの人気が高まり、自分と立場が逆転してしまう。格下であった妻がアカデミー賞やグラミー賞を獲得するようなスターになってしまった。こうなると愛情がどうとか、愛しているのに・・・といったことだけでは済まされなくなるのだと思う。

夫婦は所詮は他人・・・なのかもしれないが、親子でも同じ道を歩むということは、いろいろと難しいこともあるだろうと思う。なにしろ親は、あのバーブラなのだから・・・

決して追いつくことも、ましてや追い抜くこともできない親の存在、なかなか厳しそうではある。

ただ、ジェイソン、バーブラ、親子の初デュエットを聴いてみると、ジェイソンは歌手として、かなりの才能を持っているのがわかる。正直、かなり驚いた。「ここまで歌える人だったとは・・・」と。

考えてみれば、バーブラという人は歌手としてもプロデューサーとしても大変厳しい人であると思えるので、「息子なので・・・」という理由だけで自分のアルバムでのデュエットは許さなかっただろうとも思う。

ジェイソン・グールド・・・今まで苦労したんだろうなぁ・・・などと思ってしまった。彼も、そろそろ50歳なんだねぇ・・・

kaz



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category: Barbra Streisand

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