ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

セミナーに思う 

 

驚く人もいるかもしれないが、僕はセミナー講師でもある。もちろんピアノのセミナーではなく福祉関係、介護関係のセミナーだけど・・・

セミナー講師は副業的なもので、このあたりもピアノセミナーの講師と似ているかもしれない。セミナーに関しての利点なども理解しているつもりだ。セミナーの利点は本からの知識よりも立体的であるということかな。あとは講師の立場からすると、書籍というものは基本的に不特定多数の読者に書くけれど、セミナーの場合は年齢層や地域性、そして当日の反応などによって内容の力点を自在に変動できるところがいい。参加側としては、本よりも実践的な内容に触れられるというところが利点になるだろうと思う。

基本的に参加者というものは悩んでいて、どこか詰まっている人が多いので、多様な視点というものが欠けてしまっている状況の人が多い。セミナーはこのあたりの「煮詰まり」を解す効果がある。よく「目から鱗・・・」のような感想がセミナー後にあるのも、それだけ日頃煮詰まっていて身動きがとれないという現実があるのだろう。

例えば、ある施設で起床介助が上手くいっていないという例があるとする。介助すべき人、量が莫大すぎて、朝食の時間までにとても間に合わないと・・・

「Aさんをあとに起こしてみたら?」「Sさんの排泄はカットできないかな?」「基本的に職員数が少なすぎるんだよ~」「でも配膳車がくるまで全員起こさないといけないわけだから・・・」「どうしよう?」

うーん、煮詰まってるねぇ・・・

この場合、例えば「配膳車は必ずその時間に来なければいけないものなの?」と質問してみる。「えっ?」・・・

「食事介助の人が多くて一度に何人も同時に食べさせなきゃいけないんですぅ・・・」

「同時に食事が来なければいけないの?なんで時間をずらさないの?」「えっ?」・・・

「これは自分たちがどう動くかという問題よりも、まずは厨房との話し合いが先なんじゃないの?厨房はなんて言っているの?」「えっ・・・」

・・・のように煮詰まった視点を解きほぐすこと、これがセミナーの醍醐味だったりするのだ。

ピアノ関係のセミナーも似たようなところがあるのではないかな?

僕は必ずしも「セミナー反対論者」ではない。

ただ・・・

ピアノの先生は「セミナーに参加した」ということは書くけれど、どう思ったとか、自分の現場で実践してどうだったか・・・このようなことを書かなすぎる。どう思ったか・・・についても「とても刺激になりました~」「やる気を貰いましたぁ」のような感想だけで留まってしまっている。実践報告をする先生も非常に少ないよねぇ・・・

セミナーに参加したらランチの写真や自分のヴィクトリーサイン姿はどうでもいいから、本音を書こう。どう感じたか、どのように実践するのか、賛同できない点はなかったのか、それはどうしてそう思うのか、実践して改善したところ、うまくいかなかったところ・・・書こうよ・・・と言いたい。介護職員は書いている。実践報告もくれる。

ピアノ教師の方も書こうよ・・・と言いたい。

僕はセミナー参加に反対ではない。その後・・・について思うところが多いだけだ。

kaz

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ
にほんブログ村


ピアノ ブログランキングへ
スポンサーサイト

category: 未分類

tb: --   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top