ピアノのある生活、ピアノと歩む人生

「ピアチェーレ」代表の私的ブログ

90歳のベニスの愛 

 

たしか、アール・ワイルドは94歳で亡くなったのではなかったか?心不全だったと思う。

日本でのピアニストとしての知名度は何故か今ひとつだった人のように思う。僕自身は聴いていないのだが、彼の90歳記念リサイタルを聴いた人によると、それはそれは素晴らしかったようだ。人間の奇跡・・・のような瞬間だったと。最後の曲を弾き終えると、カーネギーホールが揺れるほどの歓声に包まれたのだそうだ。それこそ「グワーッ・・・」という感じだったそうだ。

カーネギーホールでのリサイタルの前に、アール・ワイルドは心臓の手術をしており、年齢も年齢だけに、聴衆は「息を飲んで・・・」というところもあったのだそうだ。

その時のリサイタルではショパンやリストの曲の他に、ベートーヴェンの7番のソナタを弾いている。なんとも青春の真っ只中という選曲ではないか。

マルチェッロのオーボエ協奏曲、あの有名な「ベニスの愛」、アール・ワイルド自身の編曲バージョン、これも90歳記念リサイタルで演奏された曲。何故か楽譜を持っているので、90歳・・・というのは無理だとしても、いつか弾いてみたい曲ではある。

この録音は、90歳記念リサイタルの時のものではなく、アール・ワイルドが88歳の時の演奏。

ゴージャスなアレンジをする人、音符で真っ黒な楽譜を書く人・・・だけではなく、ピアニストとして、もうちょっと聴かれても良かった人のように思う。

「正確に弾かれただけの演奏の印象なんて、せいぜい翌日までしか持たない」  アール・ワイルド

kaz




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脱・・・年齢制限「心のコラーゲン原液」 

 

「40歳からピアノを弾き始めました」このような時、ニュアンスとしてどこかに、「本当はこんな年齢からでは遅いんですけど・・・」みたいなものを感じることがある。「人生80年、いや90年、あと40年も時間があるのね」という楽観的(?)な人って少ないのかな?

年齢制限を自分で作ってしまっては勿体ないと思う。思うけれど、年々色々なものが衰えていくことも事実。

「えっ?とても75歳には見えないわ!」「フフ・・・実はこれなんです」「えっ?コラーゲン原液?」「原液ですから・・・」「でもお高いんでしょう?」「月々○○円なんですよ。今から30分以内なら、さらにお得で○○円なんです」「まっ、買わなくちゃだわ!」

心のコラーゲン原液、ピアノライフへのコラーゲン原液、それは「憧れる」という気持ちと、「どうせ・・・」と思わない気持ち。「どうせ才能ないんだし・・・」「でもこの人はプロでしょう?私は違うし・・・」

プロじゃないんだし・・・そうだけど、憧れを持てばいいじゃない?憧れは無料だし、持たない人は、お肌のように衰えていけばいいんだし。大事なのは他人、外野の視線ではなく、あなた自身。

「フフ・・・こっそりピアノライフへのコラーゲン・・・」いいじゃないか・・・と思う。心のコラーゲン原液の提供者は、アメリカ人のアール・ワイルド氏。彼も、こっそり心の、そしてピアノライフのためのコラーゲン原液を使用していた体験者でもある。

「最近、コラーゲン原液のおかげなのか、僕のピアノも張りが出てきました。フェースラインも心もちアップしてきたような気がするんです」「本当にツヤツヤしていますよね?」「触ってみます?」「あっ、モッチモチ・・・」

この動画(静画?)はアール・ワイルド氏、80歳記念リサイタル。カーネギーホールでの盗み撮り(?)の音源のようだ。

プログラムが、もう青年のプログラムだよね。全く枯れていませんね。演奏はどうだろう?まぁ、体験してみて下さい。今なら無料セール中なので。

「続けたいと思います。どこに行けば手に入るんですか?」

自分で年齢制限を設けなければ、無料で、いつでも購入可能です。

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88歳の艶 

 

少し前までは、アール・ワイルドの編曲作品はゴージャスだと感じていた。今でも楽譜づらはゴージャスだと感じるが、どこか「艶っぽい」という印象も加わった。この人の演奏そのものは、人々にどのように捉えられているのだろうか?たしかに超絶技巧的なところもあるし、ガーシュウィンも得意だし、ミクロス・ローザの作品なども演奏したりしているので、どこか通俗的ピアニストという烙印もあるのではなかろうか?レパートリーは極めて広いように思うが、「ワイルド」という名前とは異なり、演奏そのものは、いたって真摯というか。とにかく自分の編曲作品を弾いても、ショパンなどを弾いても「艶っぽい」ところがいいと思う。

マルチェロのオーボエ協奏曲、この曲、好きなんだよねぇ。イタリアンバロックはとても好き。編曲が艶っぽいよねぇ・・・

この演奏は、アール・ワイルドが88歳の時の演奏。なんと瑞々しいというか、若々しいというか、艶があるというか・・・

60歳の人がピアノを習い始めたとして、このアール・ワイルドの演奏に憧れたとしたら、とても素敵なことだと思う。28年も夢を見ることができるから・・・

kaz




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ゴージャスな詩人 

 

アール・ワイルド・・・なんとなくゴージャスな感じがする。風貌も彼の編曲も。

僕の弾く「ヴォカリーズ」も、かなり豪華というかゴージャス感の漂う編曲であるように思う。実際、ワイルドの編曲作品は、よく演奏されるように思う。

ピアニストとしてのアール・ワイルド、どうも(日本では)人気が今一つのような気がする。編曲のゴージャス感を彼の演奏に無意識に求めてしまう人が多いのかな?そうなると彼の演奏は肩すかしというか・・・

アール・ワイルドも詩人だったように思う。曲によっては、かなり濃厚な詩人・・・

往年のピアニストたちが持っていたロマンティシズムというものは、アール・ワイルドあたりのピアニストで完全に途絶えてしまったのであろうか?

がらりと話題を変えるけれど、ピアチェーレの演奏会は無料ですが、整理券が必要になります。僕のブログにリンクしてあるピアチェーレのページのメールフォームから氏名、人数をお知らせ頂ければ、整理券とチラシをPDFの形で返信致します。当日、それをプリントアウトしたものを持参してください。お問い合わせがありましたが、なぜか送信できない方がいるので、この場を借りました。

あと一か月か・・・

やはりダイエットだな!

kaz



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妄想エチュード 

 

ピアニストや音大生、音大出身者などは別として、アマチュアが演奏会でエチュードを弾くとなると、どこか独特な雰囲気が漂うのではないか?

あえて困難な道を選ぶ人・・・というような・・・

会場も「では、聴かせて頂きましょう!」という、どこか好奇の目(耳?)が光ったりして。

大体アマチュアでショパン等のエチュードを弾こうとする人は、自信家か、もしくは楽観者と思われる可能性を覚悟しておく必要がありそう?

基本的に、選曲というものは、聴いている人に「何故演奏者がその曲を選んだのか?」という意図を伝達できなければならない。「この曲が好きなんだなぁ」とか・・・

エチュードを、あえて選曲した場合は、「いかにも大変そう!」とか「苦しそう!」などとは思われてはいけない。まぁ、どんな曲でもそうだけれど・・・

アール・ワイルドのエチュード、このような曲を弾く場合は、「いかにも難しい曲を四苦八苦して弾いています!」的になっては、ちょっと困る。颯爽と楽しく(楽しげに)弾く必要がある。

そこが難しそうなんだよなぁ・・・

来年あたり・・・とか妄想は膨らむけれど・・・

でも、このように弾けたらいいだろうなぁ・・・

kaz

アール・ワイルドが弾く「妄想エチュード」・・・7つのヴィルトゥオーソ・エチュードより 「アイ・ガット・リズム」




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